| 2002年02月23日(土) |
エキシビジョン/『GO』 |
大学へ行くとすっかり入試の準備ができあがっていた。 そっかぁ・・・もう明後日なのか。 受験生の皆様にはど〜んと頑張ってきてほしいものです。 なにせ、この先に待つ就職戦争を思えば大学入試は小さい、小さい。 ここでびびってちゃ前に進めなくなりますぞ。
結局、ビデオに録画してフィギュアエキシビジョンを堪能。 緊張が解けた選手の笑顔は本当に素晴らしい。 試合中はただ圧巻だとばかり思っていた選手達の演技も、 エキシビジョンではちょっと茶目っけが入っていて可愛い。 スルツカヤが特に可愛かったなぁとしみじみ思う。
本日の一作: ・『GO』(金城一紀/講談社)
当分入手不可能かと思われていた『GO』もある所にはあるものだ。 『レボリューションNO.3』がかなり面白かったので、期待倍増。 黒地に白抜き文字のシンプルな表紙をドキドキしながら捲った。 テーマは「在日」、若者風の口語文体が重いテーマを読み易くしていた。
冬期講習の教材の中で、人間はお互いに争わないための方法として 共通の敵を作り協力して攻めることを発見したという内容の文章があった。 確かにそうだなぁ、とその時はひどく感心してしまったことを思い出す。 私達は自分達の理解不能なものを遮断することで連帯感を持とうとする。 結局、現在もなお根強く残る差別は全てそういうことの繰り返しなのだ。 私達の世代までくると少しは差別も治まっているのだろうか? 両親の世代ではダメだ、戦争経験のある祖母の世代はもっとダメだ。 大学院に入って、多くの留学生に出会う機会が増えた私は、 昔以上に大人達の些細ながらも無神経な表現にひどく苛立つことがある。 そんなに日本人が偉いのか、と叫びたくなることがある。 そういう教育を受けてきたのだから仕方がないと分かっていても、 やりきれなくなる・・・悲しい話であるけれど同情はできない。
「・・・言っとくけどな、俺は《在日》でも、韓国人でも、朝鮮人でも、 モンゴロイドでもねえんだ。俺を狭いところに押し込めるのはやめてくれ。・・・」
主人公杉原のこの叫びを読者はどう受け止めるのだろう? どうせ読書感想文を書かせるのならば、こういう本も推薦すればいいのに。
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