大学がやけに騒がしいと思いきや、後期合格者の入学受付だったのね。 親子連れだったり、一人だったり、友達とだったり、 ウキウキしながらキャンパスを闊歩している若人達は、 見ているこっちもウキウキしてくるようなパワーがある。
本日の1冊: ・『嫉妬の香り』(辻仁成/小学館)
このタイトルを公共の乗り物の中で読むのはかなり恥かしい気がする。 表紙も黒基調に紫のバラ(だろう)がぼやけてるという いかにも妖しいカンジが其処此処に漂っているので、ますます(苦笑) 辻氏の作品を読むのは『冷静と情熱のあいだ』以来になるのだけれど、 今回もまた希望の光がわずかに差し込んだ物語の締め方になっている。 江國女史がこの作品を書いたら、絶対希望なんてないと思うのに。
キーワードは聴覚と嗅覚、音楽と芳香。 女性が衣服の下、素肌の上に纏う目に見えない天女の羽衣のようなものが、 辻氏曰く「香水」ということになるらしい(気障っぽいけど素敵だ)。 主人公の男性が女性が身体の一部にこっそりと隠した香りを、 ゲームのように探り当てるというシーンがあるけど、リアルだなぁ(笑) 確かに香水は男女を問わず、官能的な気がする。 上品な香りを巧みに扱える人には憧れるかも。
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