ヤグネットの毎日
DiaryINDEX|past|will
2001年10月23日(火) |
新市長“受益者負担は当然のこと”発言 |
23日は、文教常任委員会だった。 議題が盛り沢山だった。言いたいことが山程あったのに、漏らしてしまった問題もり、反省している。
ダイジェストでまとめておこう。
1、スケートボードの専用施設の設置を求める請願
全会一致で採択された。他の議員さんからも前向きな発言がされた。僕は、大要次のように述べた。詳細はメルマガで書こうと思う。
若い高校生たちが、自分たちが住むまちをよくしたい、自分たちの願いをかなえたいと思って、請願をだされた勇気と行動に何よりも敬意を表したい。行政は、この若者たちの気持ち大切にしながら、どういう施設がふさわしいのかもふくめて、意見を聞く場を設けたいという表明があった。ぜひ、具体化をお願いしたい。
2、陳情審査 文化パルクの駐車場料金の軽減を求める陳情
ここで、橋本市長の表題の発言が飛び出した。そのまえに、少し経過を説明する。
この陳情は、昨年の12月議会から出されているもので、現在、2時間までが無料となっている、文化パルクの駐車料金を3時間までを無料とするなどして、軽減すること。また、高齢者などを含めたなんらかの軽減策を考えること。このことを求めたものであった。 私たちの党は、公共施設で駐車料金をとるのはおかしいとして、文化パルクができた当初から有料化そのものに反対をしてきた。 現在、あの駐車場は、借地をしている関係で、借地料と催しのときのガードマンなどの人件費などを、主にこの駐車料金でまかなっていることになっている。(実際には約300万円の市財政からの持ち出し)。
1)2時間から3時間までは300円がかかるが、この区分での収入が約600万円。だから、陳情の趣旨のとおり、3時間まで無料にすると、市財政で約1000万円もの出費となる。だから、市財政が厳しい折、この要求を受け入れるわけにはいかない、というのが行政の基本的考えである。 2)また、この間、文教委員会では、私たちの党以外の議員さんは、次のようなことを主張。 ●「文化パルクの駐車料金について議論するなら、総合運動公園の駐車料はどうするのだ。ゲートだけつけて無料、文化施設は有料で体育施設は無料というのはおかしい」「市役所南側の駐車場は夜や休日ともなれば車でいっぱい。福祉センターなどを利用する人が止められない」 ●こうしたことも総合的に勘案して、結論を出すべきだ。
3)2)の意見については、行政は「引きつづいて検討中」という態度で、これが昨年の12月から今日まで続いているわけだ。
私たちは、陳情者の気持ちも大切にして、なんらかの努力をすすめるためにも他の公共施設の駐車料金の問題とは切り離して採択すべき、と主張した。しかし、他の議員さんは、リンク論にたって、行政が他の公共施設の駐車料徴収について、方針がでない以上、今回も継続、という立場で一致し、僕と飯田議員のみが採決を主張して、結果継続扱いとなった。
橋本市長は、この質疑のなかで、行政として今後の方向性を問われ、答弁する中で、 「こんなことを言ったら、おしかりを受けるかもしれないが…」と前置きをしつつ、「自分たちが利用する施設について、利益を受けるものが応分の負担をするというのは、当然のことではないか」と言い放った。
私は、ムカーッときて、市民のくらしが大変な時、何でも受益者負担が当然だ、という姿勢は問題と思って、反論したがすれ違いに終わった。
このことは、メルマガでももう少し詳しく書こうと思う。
その他、2000年度の生徒指導のまとめや空き教室の活用計画、学校給食での異物混入、狂牛病にともなう牛肉の使用の取り止め、新センター移転計画の進ちょくなどが議論された。
さらに、富野幼稚園の建て替えにかかわっての報告。 結局、新市長のもとで、現地での幼老複合施設の建設は断念ともうけとれる説明だった。 「議会の意向を尊重して」というが、教育行政を預かるものとしての主体性、熱意というものが感じられない。ほんとうに失望するばかりだ。
こんなことで、よいのか!と強く思った。
|