ヤグネットの毎日
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2002年01月29日(火) デスクワーク


 あたりまえのことだが、議員の仕事は、議会に出席して議案を審議し議決すること。行政が提案する条例案や予算案など結構専門的なことが多い。
 肌で感じる市民のくらしの実態をつぶさにつかむこと。
 そして、行政の論理だけにふりまわされないだけの知識や論戦力が必要だ。
 その点、ぼくはもっと地域を歩いて市民の声を聞くという活動が圧倒的に不足していると痛感する。ここ数日も、デスクワークが多い。
 ビラの原稿づくり(宣伝用)から、この間ずっと発行できていない地域の民報の作成、そしてメルマガの発行などなど。これだけで、昼間の大半の時間を使ってしまう。
 夜は、会議が入ったり、息子とスキンシップをはかってりしていると仕事をする時間などなくなる。
 
 相談を持ちかけられればなんとかそれをこなす。議員生活のなかでようやく身につきつつあるが、地域に顔をだし、ひらたくいえば「仕事をとってくる」というセールス的な仕事になると、極端に弱気になる。
 先日、ついに「内気な人の営業にはコツがある」といういわゆるビジネス本を買ってしまった。もちろん、われわれの仕事は営業ではない。でも、思わず手を出した。
 ぼくを普段知る人は、「絶対にそんなはずがない」というだろう。でも、素顔のぼくは、結構そんなことで悩んだりしているのだ。

 昨日も妻は学校の関係で帰宅が遅くなったので、息子を保育園に迎えに行き夕食をつくった。日曜日につくった粕汁がまだ残っているので、それと酢豚をつくった。
 「食べようよ」と息子に声をかけると「どっちもいらな〜い」と冷たい反応。ウインナーを茹でてあげてようやく口に運んでくれた。

 「なんちゅうわがままな奴!」とプンプンしているところへ妻が帰ってきた。すると、息子はおかずを指して、「お母ちゃん、これお父ちゃんがつくってくれたよ」と紹介してくれた。そして、母親が着替えに奥の部屋に入ると、スプーンを使って酢豚をパクっとひとくち食べた。
 ぼくが見ているのに気づかなかったようだ。ぼくの目が少しだけ潤んだ。
 
 


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