ヤグネットの毎日
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昨日は、午後から少年少女合唱団の再生に向けてのスタッフ会議。 あー、新しいことにチャレンジするための取り組みは、本当に楽しい。 新入団員募集のための打ち合わせが中心。 もし、少年少女合唱団のスタッフに関心のある方がいれば、メールで 連絡をしてほしい。
夜は、党の関係の会議。長く私の議会活動報告のビラが発行できていなかったので、その原稿をみなさんに見ていただいた。積極的な意見もだされたので、さっそく手直し作業にかかる。
さて、本題の「思い込み」について。
この日記を読んでいらっしゃる方のなかで、長年自分が「こうだ」と思っていたことが世間の常識とまったく違っていた、という経験はないだろうか?ぼくは今朝、それを経験した。
「ゴーゴーたからじま」というビデオシリーズがある。子どもが楽しくかけ算やひらがなを覚えていくものだ。息子は大のお気に入り。冒頭に女の子が「ミラクル、ぐるぐる〜、チョコパイ、クレオ、ハムたまご!」と唱える呪文をまねしてみせてくれる。これが、またかわいい!(爆) このビデオのなかで、かけ算のコーナーをみた。「1の段」が聴こえてくる。 「1×1=2」をどうよむのか?ぼくは、「いちいちが、いち」「いちにが、に」…「いちはちが、はち」とずーっと30年近く覚えてきた。これが正解、常識だと思い込んできた。 ところが、ビデオでは、「いんいちが、いち」「「いんにが、に」…「いんさんが、さん」と読んでいるではないか。
「ふんっ、このビデオおかしいで。『いんいちがいち』なんていわんやろ?」 鼻で笑って、妻に同意を求めた。すると、 「お父ちゃん、なにいってんの?『いんいちがいち』よ」と妻。
「……」。ぼくは言葉を失った。
もしかしたら、いろんな言い方があるのかもしれない。 でも、ぼくががく然としたのは、ぼくが「いちいちが、いち」しか答えがない、と思い込んで、「いんいちが、いち」という言い方を想像すらしなかったことだ。 思い込み。これは、恐ろしいことだ。それは、いつしか自分の考えを絶対化して自分の物差しでしかものごとをみることができなくなる。 でも、そのことに気づいて、えも言われぬ快感を味わった。 知ったかぶりをせずに、自分の認識不足を素直に受け入れる、そんな柔軟性が大切だ。ストレスをためないためにも、これは必要なことだと思う。 ぼくは、ひとりで「いんいちが、いち」を「いんくが、く」まで復唱した。
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