ヤグネットの毎日
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2002年02月04日(月) |
木津川マラソン ボランティア |
今年で19回目を迎える木津川マラソンのボランティアに参加してきた。 木津川マラソンは、小学生からお年よりまで誰でも気軽に参加できる、手づくりマラソンとして全国的に高い評価を得ている「市民マラソン大会」だ。「環境マラソン」をうたい、ゴミを出さない大会。いわゆる「足きり」がなく、フルマラソンで9時間かかっても、スタッフがあたたかく迎えてくれる。 銭湯を貸しきりにして汗を流してもらう。参加者全員にあたたかいうどんがふるまわれる。 どれをとってもユニークで、参加型と「ランナーが主役」が貫かれているのだ。
ぼくの仕事は、「監察」。気持ちよく安全にランナーが走れるように交通整理やランナーを激励することだ。 朝8時30分に家を出て、10時前からコースに立つ。小学生から最高齢82才の方が寒風をついて、さっそうとゴールを目指して走り抜けて行く。 3キロコースでは、もうみんなが忘れてしまったと思う時間に、ひとりの男の子が歯を食いしばって走ってくる。沿道では、お母さんや付き添いの人が懸命に声援を送る。 ぼくは、言葉がでなかった。しゃべると涙がでそうだったので。
それぞれが自分の可能性を広げるために懸命に努力する姿は美しい。 そして、そんな人間の可能性を支援し、スポーツ人口の裾野を広げるために毎年毎年取り組まれるこの大会は本当にすばらしい。 はじめてボランティアに参加した方を車で送った。 70才前だからまだまだ若い方。その方が、 「元気をいっぱいもらった。もっともっと生きようとおもった」と実感を込めてお話をされていたのが印象的だった。そんな感動を与えてくるのが、この木津川マラソンなのだ。
みんなの一生懸命走る姿に刺激をうけて、ぼくも走ってみたくなった。 この気持ち、三日坊主に終わらせてはいけないな。
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