ヤグネットの毎日
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6〜8日と会派の出張だった。 帰ってからも何かとあわただしくて、公式サイトもプライベートサイトも更新したいのに、時間がとれず。 ようやく、日記から手をつけて書き始めているところだ。 今度の視察はとても勉強になった。 詳しくはメルマガで書こうと思うが、徳山市では市民活動支援センターの施設と活動の様子を見させてもらった。新幹線が止まる駅なのに「倒産」した駅ビル。その空き店舗スペースを利用して市民の自主的な活動を支援するセンターを「公設公営」でたちあげているものだ。 地縁型の住民組織だけではなく、環境や福祉といった「テーマ型」の市民運動の組織をも視野にいれて、情報、会議スペースの提供、コピーや印刷機も安い使用料で使える…。 まちの活性化とは、人の活性化である。そういう問題意識が伝わってくるとりくみだと感心した。
太宰府市では、「まほろば号」という市内循環バスと「まほろば2000年会議」というまちづくりの計画に住民参加型で取り組んでいる実績を学ばせていただいた。 太宰府市は、菅原道真公が祭られている太宰府天満宮はあまりにも有名だ。平日だというのに、観光客が目立つ。駅から降り立つと、吹きぬける風が4月上旬の頃のように、すがすがしくてあたたかい。さすが九州。 「まほろば号」は、公共施設と公共施設、そして観光地などを結ぶ、お年よりや体の不自由な方にはなくてはならない移動手段となっている。いただいた資料では、初乗り180円で最高200円という運賃だったが、今年の1月から料金改定をし、「どこまで乗っても100円」となった。前年度比で3800人も乗降客が増えたそうだ。
太宰府市の視察で感じたことは、2つ。 一つは、「まほろば2000年会議」の取り組みもそうだが、徹底して市民の声を聴き、市民の声を行政に反映させるとりくみを重視していること。「まほろば号」のバス停はすべて住民のみなさんからの要望を聴き、住民自身に決めてもらったとのこと。これには驚いた。また、太宰府市の将来について考える「100人委員会」という検討委員会委員を募集したところ、200人を超える応募があり、選考に苦慮したそうだ。住民の行政への参加意識が高い地域なのかもしれない。 もう一つは、職員の平均年齢がとても若いこと。40歳代の半ばぐらい、だとのこと。たしかに、視察で説明をしてくれた職員はみんなぼくとあまり年齢が変わらない人たちばかりのようだ。 「まほろば号」への試乗に同行していただいた職員の方(布施明にとても似ていた)は、バス停でわたしたちが質問を浴びせると都市計画図をバッと広げて人家の塀に押しあて、一生懸命に説明してくれた。 見ていて、とてもさわやかだった。
今回も電車での移動が多かったので、移動中は読書にいそしんだ。体調があまりよくなかったので、食事後宿の部屋でも読んだりしたので、結局三冊も読破してしまった。
実は、今回あまり体調がよくなかった。食欲があまりなくて。 肥満のぼくにとっては、そのくらいがちょうどいいのかもしれないけれど…。いまも、お腹がいたい。
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