ヤグネットの毎日
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2002年09月04日(水) |
保育運動を前進させたい |
午前中、議員団で今週の日曜版に折り込む団ニュースの作成打ち合わせ。午後からは、京都保育運動連絡会のある京都市内の事務所へ。 来年は、全国の保育団体の合同研究集会が京都で開かれる。1万人規模で成功させる目標だ。そのプレ企画としての「保育大学」を京都南部で開催できないか、という京保連からのよびかけで検討をすすめているものだ。日時は確定した。12月1日(日)に午前と午後、一日かけてのイベントである。詳細が決まり次第、この日記でも紹介するようにしたい。 夜は、久世保育園の保護者会役員会。僕は、この夏に参加した静岡合研の報告をさせていただいた。 この秋、僕たちの保護者会では恒例のアンケートに取り組むことにしているが、その内容の検討のなかで、こんな意見が出された。 「園児が増えたことで、ホールがなくなり、生活発表会をみんなが一堂に会するのではなく、各クラスごとにやることになった。残念がっている保護者もいるので、そのあたりの意見を聞く項目をつくれないか。」
久世保育園は、今年度から午前7時から午後7時までの延長保育をスタートさせたこともあり、入園児が増えた。そのことから、これまでのホールも保育室にかえざるをえない状況だ。施設の老朽化とあわせてたて替えが緊急かつ切実な課題となっている。結局、生活発表会が全体でできなくなった問題も保護者に意見を聞くことになったが、その中で、保護者としても考えるべき課題、社会全体で考えるべき問題もでてきた。こういうことだ。
ホールで全クラスが集まって生活発表会をやっていたとき、保護者は自分の子どもの発表のときは熱心に写真をうつしたりしているけれど、自分の子どもが終わったら帰ってしまう傾向があった。わが子の成長とともに、まわりの子どもたちの成長を見守る姿勢、みんなで子どもの成長を支える姿勢も大切なのではないか、という問題が一つ。 もう一つは、社会全体で考えるべき問題だ。生活発表会などで、わが子の発表を見ただけで帰らなければならない親が増えている背景には、休みがとりにくい問題があるのではないだろうか。実際、「有給休暇」をとりたいと思っても、職場のなかでとりにくい雰囲気があったり、そもそも休みをとれば仕事がなくなる、という人もいるかもしれない。もっと、少子化のなかで社会全体が子育てのために最大限の保障をしてあげるような制度とコンセンサスが必要ではないのか。 そのためにも、保育運動を前進させたい。つよくその必要性を感じている。
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