ヤグネットの毎日
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2002年09月22日(日) 合併問題シンポジウム

 
 午後、宇治市内で、京都南部の市町村合併についてのシンポジウムが開かれた。城陽市も含め、あまり活発に合併問題が表に出てこなかった。ところが、この9月突然、宇治市の久保田市長が「市町村合併のための協議会結成の呼びかけ」を行ったことから、国や京都府下の強い圧力もあり水面下では着々と準備をすすめているようである。

 この日のシンポジウムは、「押しつけ合併」に反対であり、いま必要なのは、くらしを守る組織としての自治体が自治の力をいかにつけ、魅力あるまちづくりを住民と力をあわせてすすめるかこそ、21世紀の地方自治の課題であること。これが、全体の基調であった。
 とくに、「合併をすれば、地方交付税も増え、まちづくりにプラス」という甘い誘い水が、とにかく合併を促進したい国などのごまかしであることなどは、住民に広く知らせるべきだ。さらに、宇城久と綴喜の7市町が合併するとなると、先進自治体の先進施策は、全体とのバランスからゼロにもどされることになる。そうなれば、京田辺市の住宅改修助成や乳幼児医療の就学前までの無料制度も「元の木阿弥」となる。
 こんなことを、京田辺市の住民が納得するはずがない。こういう、危険な罠がいっぱいしかけられていることなども、ほとんど知らされていないのが実情だ。

 なによりも、住民がわがまちに誇りをもち、小さくても活気があって、魅力ある個性的なまちづくりをすすめていくんだ、という自治精神と要求にもとづく多彩な運動こそが求められる。

 城陽市議会では、27日の本会議終了後に全員協議会でこの問題でのこの間の取り組み状況などが報告される。近隣自治体の動きなどもよく掌握しながら対応をすすめていくつもりだ。

 昨晩が、「十五夜お月さん」だった。でも、雲がかかって、見ることができなかった。残念。





 


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