ヤグネットの毎日
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午前中、党の会議で京都市内へ。着ぐるみを返却する用事もあり車で向かう。連休明けと「五・十払い」で市内は渋滞とのラジオを聴きながら、その渋滞の列の中へ。案の定、会議には遅刻。 午後からは、全戸配布を予定している「久世深谷民報」の印刷。夕方、息子を保育園に迎え行き、近くのスーパーで買い物をしていると、突然の雷雨。急いで帰宅し、雨戸を閉めていると西の空がパッと明るくなり、映画でみるような鮮烈な稲妻。次の瞬間、雨がドーンを落ちてきた。 「これは、保育園の保護者会大丈夫かな?」と心配したが、どうやら寒冷前線の通過で一瞬のことのようだった。会議がはじまるころには雨もあがり、半月も少しだけ顔をのぞかせていた。
保育園の保護者会の役員会は、9月に取り組んだアンケート結果の評価で盛り上がった。午前7時〜午後7時までの延長保育は公立園では久世のみだが、おおむね利用する保護者にとっては歓迎されている。しかし、公立では一園だけであることから、久世に園児が集中して施設のキャパが足りない事態を生み出している。この点で、施設のたてかえを望む声が多かった。会議の中では、たてかえの場所問題、久世のほかに公立でもう1園つくることべきか否か、などなど活発な意見が出された。それと同じくらいお母さんたちと一緒にきている子どもたちの遊びもヒートアップ。 保育園の会議は、いつもながら声が大きくなってしまうのである。
松岡圭祐さんの「千里眼」シリーズ、「メフィストの逆襲」と「千里眼ー岬美由紀」を読み終えた。 ハードカバーを文庫版にしたものだが、なんと300枚の加筆。とくに昨年の9/11のニューヨークの同時テロ、その後のアフガンへの報復戦争が克明に描かれ主人公の岬美由紀がその渦中に投げ込まれている描写などは、さすがである。この作品は、いま問題になっている北朝鮮による拉致問題、北朝鮮という国家そのものもテーマになっている。また、カウンセラーという職業の社会的使命や人間・岬美由紀の成長も描かれるなど、これまでの千里眼シリーズ以上の小説としての厚み、進化をとげている。なかなか読みすすめるのに時間がかかったけれど、読後は作者の社会への洞察力と人間への信頼に、さわやかな風が心の中を吹き抜けていくようだった。
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