ヤグネットの毎日
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8日は、午前中党の会議。午後からは城陽市の戦没者追悼式に出席した。ここ数年毎年参加させていただいている戦没者追悼式で印象に残るのは、遺族代表の言葉である。 今年は、昭和16年に結婚し子どもにも恵まれながら、東南アジア方面で夫を亡くされた方のあいさつがあった。胸に迫るのは、戦地の夫との手紙のやりとりが生々しく紹介され、当時の様子がモノクロではなく色彩が鮮やかな映画のように浮かんでくる。戦地の自然を愛で、元気に過ごす姿を克明に妻に書き綴る夫。そのときは、日々生きることに必死でその手紙を額面どおり受け取っていたが、日本に残した妻や子どもたちに心配かけまいと思う夫の気づかいや二度と逢うことができないかもしれないとの無念が込められていることに、あとから気づいたことが率直に述べられていた。どうしても涙なしには聞けない話だった。国家の暴走に翻弄され、命が家庭が犠牲にされる。あらためて戦争のおろかさに怒りがわく。 夜は、地域の要求を運動化し実現させていくための住民組織立ち上げの会議に参加。その後、別の会議のはしごをした。
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