ヤグネットの毎日
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2002年12月21日(土) 総務常任委員会を傍聴

 朝、近鉄寺田駅で宣伝。議員になる前、党府委員会に勤務していた頃は、この駅を毎日利用していた。懐かしい。飯田かおる議員と若山のり子議員と一緒に、ビラをまき7時半すぎからはハンドマイクで訴える。
 午前中は、党地区の会議。午後は、総務常任委員会を傍聴したあと、議員団会議。
 総務常任委員会では、市長以下特別職の給料カットの条例改正案を審議。今回の給料カットによる財政効果は、年間約1000万円。大西前市政では助役をおかずに頑張ってきたが、橋本市長になって二人の助役が就任しているが、助役一人当りの人件費は約1500万円。厳しい財政をいうならば、助役二人体制そのものの是非が問われなければいけないのに、そこは不問にふしている。この日説明があった「城陽市財政健全化計画案」についても、なぜ城陽市が「赤字財政再建団体」になりかねないほど、10年後に200億円もの赤字財政となるのか、などについてのまともな説明がない。審査の中では、議員から「これほど重大な問題を総務委員会の審査だけで終わらせてはいけない」という指摘があり、特別委員会を設置するなどして、議会としても十分な審議を行うべきだとの指摘があった。結果、25日に開催が予定されている全員協議会でも報告されることになった。日本共産党の奥村議員は、計画案策定の根拠となった資料をすべて提出すべきこと、を要望した。
 また、総務常任委員会では、市の組織を改正する条例案も論議に。日本共産党は、1)山砂利採取にかかわる対策は、一つの係ですむ問題ではない。かつては山砂利対策課が設けられていたのに今度の機構改革でも引き続き「山砂利対策係」にとどまっていること。2)商工観光課、農政課が廃止され、『産業活性課』に統合されることは、本市としての地域経済の活性化に向けてのきめ細かな対策を講じることや、新市街地形成の名のもとに農地が奪われようとしているなか、農業振興を独自の課題として追求する体制的保障がなくなること、など懸念材料を示し、対策を強化することを意見を強く述べて賛成した。

 夜は、乳幼児医療ネットの会議があったので顔を出させていただき、城陽市議会での請願審査の様子、府議会での請願審査の模様を報告し、「みなさんが暑い日も雨の日も地域で署名を集められ、声をあげ続けた成果です。心から敬意を表します」とごあいさつさせていただいた。
府議会の動きで、奇々怪々な話を一つ書いておこう。先日の府議会厚生労働委員会で「乳幼児医療費助成制度の拡充を求める請願」審査で、僕たち「乳幼児医療ネット」が提出した請願を自民、公明、民主などの「オール与党」で不採択にした経過を詳しく書いた。あのとき、オール与党の反対理由は、「昨年12月議会ですでに国に対しての意見書をあげており、屋上おくを重ねるのはよくないし、その必要はない」というものだった。「なんという国いいなり、卑屈な態度!」と書いたが、なんとその「オール与党」が、本会議には「乳幼児医療費の就学前までの助成制度を」国に求める意見書を提案するという混乱ぶりを示した。支離滅裂とは、このことをいう。
 結局、府民をイデオロギーや政治的思惑だけから色分けして対応するという、旧い20世紀型の政治の破綻を示すものだ。こんな府議会を変えるためにも、なんとしても府議選で勝利したい!


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