世を忍ぶ仮の日記
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2002年03月09日(土) |
閉鎖モードで自己解放 |
日付が変わる頃に目が覚める。 あと10時間くらい眠る予定だったので、物凄く腹立たしい。 仕方なく食事の仕度などをしつつ、ご飯が炊けるまでメールを書いたりする。 「あ、ご飯炊けたからんじゃまたねーん」という一言で締めくくったのが悪かったのか、送信直後に「これからご飯!?」というメールが携帯に入った。そういえばそろそろ丑三つ時にさしかかろうとしているのに、私は豚キムチ食べようとしている元気者……。 しっかり食べ終えて消化タイムの後は、練習である。 夜中から練習続けてると、太陽が昇ってしばらくした頃には既にテンションが異常。 なんだか叫び出したい気分になっているのだが、此処で叫んだら単なるキ印なので、 「一人オペラ座の怪人」をやって誤魔化す。 ほら、ギリギリ叫んでる事にはならないし←本当にギリギリ。 そのまま歌ったり練習したり、横に落書き用の紙を置いてひたすら逃避してみたり、妹に「だああああ!遊んで遊んで遊んでー!!」というメールを送ってシカトされたり、兎に角半分狂人。身内以外にメール送ったらいかん、という自制心で妹に嫌がらせのような得体の知れないメールを送りまくっていた。
起床から14時間。やっとそこで文明の利器、TVというものを思い出し、ぽちっと付けてみる。 ケーブルテレビで『シャイン』をやっていました。運命の悪戯か。運命の嫌がらせか。この状態の私に『シャイン』を見せるか、運命。 ……やっぱりこの世で一番痛い映画は『シャイン』だ。 『ピアニスト』よりも、実体験と被ってしまうような痛々しさが苦しい。 途中からみはじめたにも関わらず、泣くし過呼吸起こすしで、もともとのテンションの所為もあり、疲労困憊で見終える。 私は、至高の演奏が出来れば、その瞬間に狂っても廃人になっても死んでも良いと思ってる。 狂人でも(や、軽く狂ってる?)廃人でも(や、半ば廃人?)死んでも無いのは、やっぱり至高の演奏っていうのがあまりにもほど遠いからで。 ある意味、ラフマニノフのコンチェルトを弾き終えた彼が、とても羨ましかったりする。ラフマニノフのコンチェルトは女性には弾けないってよく言われるしヨー。
日暮れ前までピアノの前に居座っていると、段々手が勝手に動き出して、曲作ってました。 どうひっくりかえしても捻ってもe-mollにしかならない不思議な曲を延々引き続けて。 そろそろ壊れが酷くなりすぎて、このままじゃヤバイなあ、とパソコンに向かってタイピングしてました。
段々頭痛してきて、「これは眠たいのかしら?」とお布団に入ってみる。 「流石にbuck-tickがBGMなら眠れまい」という捨て台詞を最後に、 ……眠りについてしまい。 1時間後慌てて起きあがり、「厭な夢見たくないし!」とCDを止めてコンタクトをはずして、改めて眠る。
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