エアーポケット
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2005年04月04日(月) すべては矛盾の隣に眠っている。

 ローマ法王が亡くなった。何十億人もいるキリシタンのトップなのかな?その辺はよくわからないけど、反戦を唱えた人。僕にはそういう目でうつる。戦争の定義とはなんなのだろう?字をもってすれば、戦い争うことになる。ともすれば世界でどれだけの戦争が起きたのか、想像もできないような数だろう。人は争うもの、すべては勝利のために、思想のため、信念のため、それが与えられた使命のように戦う。たぶん本当に神様というのがいるんなら、争うという行為自体を人間に与えてはいけなかった。しかし、命を奪い合うこと以外の、争うことにはそれなりの答えや意味が隠れていたりする。スポーツがその最たるものだろう。負けてわかることもあるし、悔し涙は必ず次に繋がる糧になる。勝利には素晴らしい栄誉が与えられる。

 僕は神様を信じている。しかし全能とは思っていない。それは平等でないから、もし全能なら、争いごとは起こさせないだろうし、人が人を傷つけることを善しとしないだろう。それに僕に過度の仕事を与えたりしないだろう(苦笑)。
 神様は人に愛を与えた。でも人は愛の意味を知らない。僕も知らない。神様は愛に意味を与えなかった。そう考えると納得する。愛の名のもとに・・・。なんて言葉も少し僕にとってはズレて聞こえる。意味のないことをより所にすること事態が意味がない。ちょっと意地悪な考えかたかな・・・。
 意味のないことにこそ、意味がある。僕の答えはこうかな?ないからいいもの、あるから悪しき物とはならないだろうが、意味がないからやれてる部分もあるんじゃないかな。例えば恋もそうだろう。することになんら意味はない。でもしてみると意味がでてくるように思ってしまう。一緒にいることが当たり前のように感じて、これこそに意味があるのだと。そして引き裂かれるとき、悲鳴のようにその意味が一気に崩れ落ちる。恋の手前では無意味だが、ひとたび向こう側を目指したときから意味が生まれる。能動であれ受動であれ、男と女の間に流れる川に二人だけが行き来できる橋をつくって、渡り合う。渡ってきた人、迎える人。素敵ですね、浪漫ですね。星なんかも見えるんでしょうね。できることなら、渡り合うのではなく、橋の真ん中で出会いたい。

 話がまたズレて来ました。このままいきます。橋の真ん中で、ゆっくり座って星を眺めて、刻むのを忘れた時計の針のように、じっと黙って空を見上げる。見上げた星にも人が住んでて、僕らと同じように、川に橋を作って出会って座って、僕らを見上げる。そして意味が生まれる。『愛、合い、逢い』お猿さんではありませんが、色んな「あい」で僕らはつながり意味を成す。あぁやっぱり意味はあるんだな。神様は意味を考えるために人に愛を与えたのかな。「愛してる。」もっと大切に使わないといけませんね。TVや雑誌で汚れたりさせないように。

 すべては矛盾の隣で眠っている。また矛盾と言わないで、さっき言ったことと違うじゃんなんて言わないで、そっと黙って受け入れて上げてください。そうすればもっと笑顔が増えるでしょ?人は気まぐれ、男は気まぐれ、女は度胸!これは違うか・・・。w


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   松 たか子 『ほんとの気持ち』


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