日記
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2007年01月19日(金) 数学=音楽?


ものの本には数学を勉強することはよく音楽にたとえられるとかなんとかいわれる。どこが似ているんだかさっぱりわからなかった。

数学の講義や授業って小学校から大学にいたるまで受けて思うのは,基本的には公式を暗記パンして,あとはその使いようって学問だったと思う。別にそれを悪いとは思わない。数学とはそういうものだというだけの話でそれ以上にもそれ以下にもならないわけだからね。ただ,それは音楽とはまったくもって似ていない。

音楽は,ただこういう風にすればドがでてレがでる,という音の出し方を覚えて,それをいかに組み合わせるかというものではない。どんなジャンルでもそうだが,その背景には必ず恋愛だとか悲しいだとか喜んでいるとか自分の考えをねりこまなくてはいけない。自分の主張したいことをいかに音で表現し,かつ人にわかりやすく感慨深く伝えるかというものだから,ただ公式を暗記すりゃいいだけの学問と一緒にしないでほしい,と数学とは音楽だなんて本に書いている人にいいたかったりしていた。

でも最近作曲と,オートマトンと形式言語だけは似ている気がしないでもなくなった。オートマトンと形式言語は,ある言語を文法に従って生成したい,もしくはそういう言語を受理したい,というちゃんとした目的があって議論されているもの。そのへんは音楽の,あの人が好き〜…からはじまってどういう風にそれを作るかという話と似ているよなとは思う。

ではでは。

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