Mother (介護日記)
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今日は祝日で休暇だったにもかかわらず、病院に行ったのは、夕方になってしまった。 しかし、4時半と言っても、まだ陽が高く、とても暑い・・・
今日の荷物は、ニッキの飴と、長袖のパジャマ。 2人部屋なので、冷房が効き過ぎて寒いのだという。 取り敢えず昨日は、冷房のスイッチの切り替え方を、 ノートに絵に書いて教えて来たけど・・・
「ねぇ、この薬は朝だけだっけ? どれをいくつ飲むんだっけ? 看護婦さんに聞いてみたけど、わかんないって言うから、 お前が来るのを待っていたんだよ」
退院後、処方箋によって薬局で薬を出してもらった時に、 袋には薬の名前だけで用量が記入してあったので、 私が紙に「白い粉1つ オレンジの粒2つ 黄色1つ」と書いておいたのを、 入院する時に私が はがしたのもいけなかった。
「はぁ?どうして看護婦さんがわからないの? 食事を運んでくれる人に聞いてもわからないよ?」
「違うよ、看護婦さんに聞いたんだよ。だけどわかんないって言うんだもの」
私は半分キレかかって、ナースへ向かった。
「6○○号室の○○ですけど、母が薬の飲み方がわからなくなってしまって、 先ほど看護婦さんにうかがったようですが、わからないとのお返事だったようで。 この袋には薬の名前がちゃんと書いてあるのですが。 今朝も、飲まなくてはいけない薬を、飲んだかどうかわからないんですが、 看護婦さんの方では、そこまでは見ていただけないのでしょうか?」
なんか、小さな声で、 「ここの薬じゃないから・・・」 とかなんとか言うのが聞こえて来たけど・・・
主治医からは、どういう引継ぎを受けているの? 2週間分の薬を処方箋に書いてもらったけど、 1週間目に具合が悪くなって入院することになったから、 先生が「家で飲んでいない薬を持ってきて、まずはそれを使いましょう」と言ったのだ。
それに第一、薬の袋には、薬の名前と用量が書いてあるのに、どこを見てるの?
さらに、患者がわからないということに対して、 看護婦が「こっちもわからない」と返事をするなんて・・・ わからないままにしておかないで、主治医に確認するとかカルテ読むとか、調べてよ。
患者が間違って飲んだら危険だという意識を持って欲しい。 重労働とか、人手不足とか、それは理解できるけど、 人の命を預かっているということを、忘れずにいて欲しい。
「それじゃ、あとでお薬は全部こちらでお預かりして、 飲むときだけお渡しするようにします」
あとで、っていつだろ? 結局、私は病室に戻ってすぐに、薬の飲み方を紙に書いて、袋に貼っておいた。
寝たきり=ボケている とか、 動ける=頭はまとも とか、 言葉が出て来ない=聞こえない という考えの人がかなりいる事に気付いた。
病院では、確かに寝たきりで思考力も低下している人が多いから、 そういう人に対しては、「そういうものだ」として介護しているみたいだけど、 母のように、まだ自分で何とか身の回りの事ができる人に対しては、 薬のことだとか、エアコンのスイッチだとか、 ナースコールなどの使いかたの配慮が足りないように思える。
私は入院のたびに、母のベッドの頭の上のコードに、 「看護婦さん」とか「照明」とか紙に説明を書いて、 それを巻きつけてセロテープで止めている。
入院などしたことのない母は、「ナースコール」なんて言ったってわかるわけもなく、 ナースから「○○さん」と呼ばれても、母はどこかで声がするぐらいにしかわからず、 前回入院した時に、同室の患者さんが 「(あなたの事を看護婦さんが呼んでるから)○○さん、返事しなさいよ」と言って 教えてくれたのを、何のことだか理解できず、 いきなり返事をしろと言われてキレてしまい、 「うるさい、黙ってろ、しゃべるな」と言い返したらしい �堯福陰Α院叩叩�
それを面会の時に言われた私は、同室の患者さんたちにお詫びをして、 母には「ここは看護婦さんのお部屋とマイクでつながっているのよ」と説明をし、 看護婦には、 「入院当初にもお話ししておきましたが、母は難聴なので、ご用事があったら お手数ですが病室まで来て話していただけませんか?」とお願いをした。
検査とか、大事な用件については、できるだけ紙に書いてもらうようにと頼んである。 用件を理解できていなくても、人が何かをしゃべると、それに対して相槌を打つので 「わかっただろう」と思っていると、あとで大変なことになる。 だから、いつもメモ用紙やノートを用意して、なんでもかんでも書いておく。
補聴器は常時していないのか、というと、 母は右の耳は聴力がないので、残った左の耳に補聴器をするのである。 今は、常時酸素吸入をしていて、その管を耳に掛けているので、 補聴器が管と重なるとずれやすいので、はずしてしまう事がある。 また、テレビを見る時は、他の患者さんに迷惑がかからないように、 イヤホンを使う事になっているので、そのためには補聴器をはずさなくてはならない。
「して欲しいこと」というのは、そういう身になってみないとわからないものである。
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