Mother (介護日記)
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2001年07月23日(月)    介護保険

今回の事で、私は「介護保険」について少し調べました。

介護保険が適用されれば、施設の利用料や在宅サービスの費用が1割で済むのです。

ただ、その為には「介護認定」を受けなくてはなりません。
申請書と主治医の意見書の提出 → 訪問調査 → 認定審査会による判定
これらを経て、約1ヶ月で介護度が決まります。

介護度には段階があって

自立  ・・・ 介護保険によるサービスは受けられない
要支援 ・・・ 入浴など、一部介助が必要
要介護1・・・ 歩行不安定 排泄・入浴に一部介助が必要
   2・・・ 自力歩行困難 排泄・入浴に介助が必要
   3・・・ 排泄・入浴・着替えなどで、介助が必要
   4・・・ 日常生活全体に介助が必要
   5・・・ 意思の伝達が困難 生活全般について全面的介助が必要

のように分かれています。

今の母の場合だと、「自立」か「要支援」ということになります。
ただし、病気が治ってしまえば、「自立」でしょう。

先日、市役所の高齢者福祉課に行って聞いて来たわけですが、
「認定で、介護度1が出れば・・・」とのことでした。

自宅で見れない場合というのは、
住宅事情や、経済的事情から仕事を辞めて介護することができない場合、
病気が治っても、経過を見守らなくてはならないなどがあります。

そうやって、老人施設に集まるお年寄りは幅広く、
施設に入ることで環境の変化について行けなくて精神状態が悪化する場合や、
痴呆老人の中にいて、自分もそうなっていってしまうとか、
いろいろな問題があるようです。
施設内はおしっこの匂いが立ち込めていたりするので、家族も疎遠になってしまうとか・・・

病院での面会でも、老人介護についていろいろ感じる部分があって、
私としては、今、とても悩んでいます。

母は、動くとはぁはぁしてしまうので部屋から出てはイケナイと言われていますが
同室の患者さんは寝たきりで、意志の疎通がはかれない状態で、
1日中、話しをする相手もなくてかわいそうです。

私が面会に行く時間はちょうど夕飯ですが、
看護婦さんも忙しい為、お隣の患者さんは充分に食べさせてもらってないのです。

「○○さん、さぁ、ご飯ですよ!」って、相手が反抗できないのをいいことに、
キツイ言い方で、聞いてる私の方が辛くなってしまう・・・

「はい、口を開けて!」
「はい、まだ、ここにあるでしょ? 飲んで!」
「食べないの?」

って、毎日、こんなやり取りを見ていると、
人に任せるのも、自分でやるのも変わりないと思ってしまいます。

普通は、仕事だから、他人だから、と割り切れるから、
ボケた人を相手にしても、キレないで、優しくできるはずなのに・・・


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