Mother (介護日記)
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車椅子を買った。 今は ¥9800から売っている。 しかし、車への積み込みや持ち運びも考えて、アルミの軽量タイプを選んだ。 障害者であれば市からの補助金も出るけれど、母は障害者ではない。
歩けないワケではない。 でも一人での外出は無理がある。 少しの歩行でも息切れがするし、移動には時間がかかる。 広い道路では、横断歩道を青信号のうちに渡り切ることは不可能だろう。 途中で倒れては大変だし、あちこちで問題を起こされても困る。
3月の入院から、病院か家かの生活をしてきているので、 思うように外に出られないのは、大変なストレスだと思う。 ひとりで勝手に出て行ってしまわないように、こちらから少しでも満たしてあげようと思う。
でも、このままでは車がないとどこにも行けない・・・
車椅子があれば、近所の散歩に連れ出してあげられる。 今は寒い時期だから、風邪には充分に注意が必要だけど、 例えば、暖かい日には公園まで車椅子で行ってその中を少し歩くとか。 スーパーへの買物に一緒に行くとか。
隣街の耳鼻科への通院も、自宅と駅、駅と耳鼻科の間は車椅子で行けば良いと思う。 しかし、これについてはレフティーが、 駅の階段を車椅子を持って昇り降りするのは大変だことだ、と心配する。 12kgという重さは、どれほどのものだろうか・・・
母が注文した車椅子が届くのを楽しみにしているので、はたと考えたら、 母は車椅子が来たら自分で出掛けられるものだと思い込んでいたことがわかり、 車椅子は物置に鍵を掛けて保管するようにしないとイケナイとレフティーと話した。
母には、自分で車椅子を動かせるのは若い人がケガをした時だけで、 病気の人やお年寄はみんな、家族に押してもらって使うものだということを 言い聞かせたが・・・
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