Mother (介護日記)
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2001年12月29日(土) |
♪ ウルトラの母がいる〜 ♪ |
最近の母は、物忘れが一層激しくなったようです。
3分前のことは覚えていない。 だからこちらも、そういうつもりでいないとイケナイ。
朝、母がまだご飯を食べ終わらないうちに私が出勤した場合、 「お薬は飲んだ?」と電話をするのだけど、「さぁ、どうだったかな?」 自分の部屋のゴミ箱を見て、確認したりしている。
2回目の洗濯物が終わらぬうちに出勤した日には、 「2回目も干してくれた?」と聞いても「干したと思うよ」
食べ終わったお皿を目の前にして、 「何を食べたっけ?」と聞いても、「さぁ、なんだったかな?」
ズボンが欲しいと言うので買いに行き、裾を切ってもらうために預けたら、 「私はズボンが少ないから、買わないとねぇ」 買ったでしょ。
夕方、玄関の照明をつけながら、まだスイッチをいじっているので聞いてみると、 「私の部屋の電気はどこだったかしら?」 部屋の照明は紐だよ、紐。
夕飯の準備の時間になり、 「お米をといでおこうか?何合?」と聞くので「3合」と答えれば、その数分後にまた 「そろそろ、お米をとごうか?」と聞きに来て「3合」とまた答える羽目になる。
母はお風呂を1日置きにしているけど、「私は昨日、お風呂に入ったっけっか?」
食後に薬を飲ませるのだけど、母は食事自体がのろいので、 食べ終わったらすぐに飲んでもいいと思うのだけど、本人は30分後だと言う。 「お薬は飲んだ?」と聞けば「もう飲んでもいいの?」と言い、 「今、すぐに飲んで」と言えば「もう飲んでいいんだね?」と言うワリには そのまま放置してあったりする。 目の前で確認しないとイケナイ・・・
家族の予定はトイレに貼ったカレンダーにも書き込んであり、 ホワイトボードにも、マグネットで『仕事』『休暇』などと表示しているけど、 それでも見ないので、母の部屋のテーブルの上にも同じようにコルクボードで掲示しているが やっぱり無駄だったりする・・・ヽ( ′ー`)ノ
でも、夕方になるとお洗濯物を取り込んで、カーテンを閉めて、 お風呂のお水を足して、お米をとぐ、ということはワリと覚えている。 太陽が沈んで暗くなるというサイクルが、母の体内時計を刺激しているのかも知れない。
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