Mother (介護日記)
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2002年03月21日(木) 車椅子は院内向け?

昨日は、薬局に薬を取りに行くのをすっかり忘れてしまった。

11時過ぎに薬局から電話が来て、
『今日は祝日だから休業だけど、お昼頃までならいるから、
 薬が必要だったら横の玄関から来てくれれば・・・』とのことだったので、
買物に行く予定を少し早めて、薬を取りに行くことにした。

母はただただ腰が痛くて「私を病院に連れて行って」と泣きそうになって訴えるのを
「注射もしたし薬ももらったから、病院に行ってもやることはないよ。
 2時間も3時間も待つばかりで疲れるだけだよ。
 それより、公園の桜を見に行こう。 もう咲き始めてるよ。」と言って、
半ば無理矢理に連れ出した。

ベッドから玄関の外の車椅子までの移動もやはり大変ではあったが、
1度座ってしまえば痛むわけではなかった。

それにしても車椅子での移動は、道路では介護者にとってかなりの負担になる。

歩道の3cmの段差が辛かったり、ホンの少しの傾斜がきつかったり・・・
特に今、自宅近くでは道路工事をしていて、その回り道に当たるのが公園前の急な坂道。
行きの下りは、車椅子が暴走しないように、のけぞって進まなくてはイケナイし、
帰りは上りだから、それこそ工事現場の「ネコ」と呼ばれる一輪車で山盛りの土砂を運ぶみたいに
車椅子を含め60kgをヨイショヨイショと、押し上げて行かなくてはならない。

母が公園の桜を愛でる間に、私は後方で必死になっていた。

看護婦さんが病院内でスーッと美しく車椅子を押すことができるのは、
病院内には、段差も急な坂道もないからである。

小石に乗り上げてつまづいた時には、母の腰に激痛が走って彼女は悲鳴を上げた。

薬局とスーパーを回って約1時間、こっちがぶっ倒れそうになった。
帰宅するなり、絹江に頼んで腰に大きな湿布を2枚貼ってもらった。

それでも私は、ゆきっちとファミレスに行くのを楽しみにして、
寝たいところを頑張って(謎)お迎えの車が来るまで洗い物などをして頑張っていたのだった。


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