Mother (介護日記)
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2002年03月24日(日) 旧友の訪問

母は昨日と同様、夜中の3時にオムツ替えで私を呼んだ。

まだ夜は寒い時なので、濡れたオムツを何時間もつけていたら熱を出してしまいそうだし、
肌も荒れてしまうと思うと、ぐっすり眠ってはイケナイのだと緊張していて、
案外起きれるものである。

その代わり、起き出したのは9時を過ぎていたけど。^_^;

朝ご飯のおうどん、母は3分の1程度しか食べれなかった。


今日も良いお天気になったが、相変らず強い風が吹いていた。

洗濯物を2回干した後、絹江は『少年マガジン』を読み^_^; 
私はパソコンを開いていたが、母は背中が痛くて気持ちもふさぎがちなので、
お買物に出ることにした。
相変らず、動かして良いものかどうかも判断できていないのだが・・・

私はお化粧をして行った。
髪はもう、伸ばしっぱなしになっているけど。
髪を振り乱して介護してます、って言うのも、今時は流行らないだろう。
患者も介護者も小奇麗でいたいと思うのは、まだ私に余裕があるということか。

買物と言うのは、買いたいものをリストアップして行かないと要領を得ず、
店内をうろうろとしてしまうものである。
今日は足りないもののチェックもそこそこに出てきてしまった。
結局、見たもの、思いつきでカゴに放り込み、6000円分も買ってしまい、
レジで清算しながら、一体この荷物を誰が持つのかと思案に暮れていた時だった。

車椅子を押していた絹江が、誰かに話し掛けられていた。

Iさんと言う母の郷里の旧友(82歳)と、そのお友達のHさん(60後半?)だった。
Iさんには年賀状で入院の件を知らせてあったが、
自身の体調が悪く身内の介護もあったので、今まで連絡を取れなかったとのことだった。
Hさんはこちらで母と知り合いになった方で、私は初対面だった。
最近買物で母を見掛けないので心配していたとのことだった。

『ちょうど、行こうと思っていたのよ』

二人はこれから買物をするところで、その後、急遽うちに来ることになった。

『部屋はどうなっていたっけ?』と、やや冷や汗気味の私。
少しでも速く帰って、片付けなくては・・・

ところが、車椅子の私たちが玄関を開け、母をトイレに連れて行っている間に、
二人はもう追いついてしまった。^_^;

『こんにちは』

はぁ、それでも買物に行って取り敢えずおやつを買ってきておいて良かった。
母が二人のお友達と話しているうちに、私と絹江はお茶の用意をした。

およそ2時間、積もる話しに花を咲かせた。
母は久しぶりに共通の話題のある友達と会えて、とても楽しそうにしていた。

ところが一方で私は、お昼を食べ損ない、3回目の洗濯物を干しそびれてしまった。
いや、実はお茶を淹れながらキッチンでエクレアをひとつ立ち食いしたんだけど(^^ゞ

二人にはぜひ、時々来て、話し相手になっていただきたいものだ。
考えたり話したりしないと、ますますボケてしまいそうである。


・・・なんて、こんな日記をチラッと書いていると、あっという間に陽が暮れているのだった・・・ 


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