Mother (介護日記)
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せっかく3モーターの電動ベッドが借りられたと言うのに、母は自分で使うことができない。
夜中に起こされるのは仕方がないことだ。 しかし・・・
トイレに行こうとして、自力でベッドの上で90度回転して真横になり、 脚と腰が半分落ちた状態になってから呼ぶのはやめて欲しい。(-_-;)
母はまるで亀がひっくり返ったみたいに仰向けで、身動きが取れないでいる。
だから、私はいつでも起き抜けに、重労働をしなくてはいけない。 落ちかかった母の両手を私の首に回して、チカラいっぱい抱き起こすのである。
でも今朝は抱き起こしたものの、そのまま畳にすべり落ちてしまったので、 立たせるまでにはさらに大変な思いをした。
これら一連の動作は、腰にすさまじい負担を与える。
ベッドを高くすれば、この動作も少しは楽になるものの、 すでに下半身が落ちているため、ここで高さを変えればそのまま母は落ちてしまうだろう。
なんの為の電動ベッドなのだ・・・
夜中や朝の起き抜けに、そういったことで私はキレて大声を出すこともある。
母にいくらリモコンのスイッチを教えても、理解はできないようだった。 自分が起き上がってから背もたれを上げてみたり、 わざわざ背もたれを倒してから、痛みを我慢して寝てみたり・・・
今朝はあちこちに貼り紙をした。
「起きる前に 必ず誰かを呼ぶこと」
そうじゃないと、私の腰も潰れてしまう。
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