Mother (介護日記)
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昨日は私の体調不良により、検診後のSPAは中止して、 代わりに自宅で絹江にお風呂に入れてもらった。
SPAでは何度も絹江に手伝ってもらったことがあるけど、 自宅で絹江にすべてを任せたのは昨夜が初めてだった。 圧迫骨折をするまでは一人でお風呂に入っていた。
圧迫骨折当初は、介護支援センターやケアマネージャーや 介護支援用具レンタル業者が連携して電話や訪問を受け、 早期に介護用電動ベッドが入ったので、私としてはデイサービスについても、 介護認定後すぐに利用ができるものと考えていたがやっぱり甘かったようだ。 介護保険で利用できるサービスの計画については、まだ連絡がない。
何を利用したいか、と聞かれてもまだ良くわかっていなかったが、 我が家のお風呂の事情だけは伝えて、当面はデイサービスを、と希望しておいた。
うちの浴室は、床面から40cmも降りなくてはならず、 浴槽は「据え置き型」で、63cmの高さをまたいで入らなくてはならない。 今時シャワーもないので、沸かしながら浴槽の湯を汲み出して使わねばならず、 使ううちに浴槽の中のお湯が減ってくるので水を足しながら入るものの、 この時期ではまだ沸かす方が使う量に追いつかない。 こんな状況では、二人で一緒に入るのは無理だと思っていたので、 痛みが治まってからはSPAを利用していた。
SPAならシャワーが使えるので非常に楽だ。 私が洗っている間にも寒いようであれば、シャワーをかけて待つことができる。 また、絹江が一緒の時には、交替でどちらかが必ず母をみることができる。
しかし、そうそう毎日SPAに通う訳にもいかないので、 ここ数日は自宅でお風呂に入れ始めていた。
自分が先に入り、すべて洗ってから良く温まったところで母を呼ぶ。 床面の段差に気をつけて、肩に母の腕をかけるようにしてゆっくり降りる。 それでも、こうして自分の足で歩けるから、なんとか入ることができるけれど。
ちょうど「おもいっきりテレビ」でも、脳梗塞の予防には入浴がいいと言っていたが、 母にとって入浴は楽しみのひとつになっている。
昨日、市役所に古い介護保険証を返却に行った時、自宅改造についても聞いてきた。 浴室の段差は、借家の為、現状復帰が簡単なすのこ等で解消したいと思う。 シャワーもつけたいところであるが、住宅改造費はひとり20万円までである。 これから暑くなってくるので、検討したいところだ。
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