Mother (介護日記)
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2002年10月31日(木) 寝不足。

昨夜は参った。

母のセキがひどかった。

どうしてこうも、
寝ようとする時間と、もう少しで起きるという時間に限ってなのだろう(-_-;)

このところの平均の就寝時間は1時〜2時。

私たちは居間でネットやテレビに興じているのだが、
寝る前にはどうしても歯磨きだのトイレだのと動き回るので、
その物音によって一度寝た母も目を覚ますらしい。
立場を変えれば、寝ていた母が私たちに起こされた、とも言えるのだけど。

私たちは5分程度で布団に入り、すぐにウトウトし始めるのだが、
そこから母がのっそりと起きだして来る。

寝返りや起き出しなどによって体を動かすことで、
肺に空気が入り、むせてセキを誘発するシステムらしいのだが、
一旦起きれば短くても15分、長ければ1時間もセキが続くのである。

昨夜は私もグッタリだったので、すぐにもウトウトと夢に入りかけていたが
まもなく母が動き始めると同時にセキも始まった。

チカラの抜けてる私は、そのまま布団の中でしばらく様子をみていたが、
収まる様子もなく、レフティーも寝られないようなので、起き出してぬるま湯を飲ませた。

「ごめんね、こんな時間に。悪いわね、起こしちゃって」 と、息を切らしながら謝っている。

本人もつらいだろう。

収まりそうなので、布団に戻る。

しかし、また5分もしないうちに、激しいセキが始まった。




・・・ ホントにこんな状態でも入院しなくていいのだろうか?

    でも入院は、母の不穏を招く危険もあり、通う私の負担も増す。

    それでも、夜、ぐっすり眠れるなら、その方が良いだろうか?

    親戚への連絡は、どこまですべきだろうか? ・・・


いろんなことを考える。




セキはまだ続いていて、
レフティーから「飴をあげたほうがいいんじゃないか?」 と言われて起き出す。

レフティーは今日が休暇だったから良かったが、
仕事に差し支えるのではないかと思うと、申し訳ない。


飴を持って行った。

「大丈夫、大丈夫。 ごめんね。」 と、セキの合間に言う。


再び、布団の中。

足が冷えていた。

絹江が寝返りをうつ。

セキとうなり声の中でも、私の体は疲れていて、いつの間にか寝ていたらしい。



そしてまた、激しいセキが始まる。

カーテンの隙間から洩れる日差しで、朝らしいことがわかる。

眠い。



目覚ましが鳴ったが、起きれない。

絹江が遅刻したら大変なので、布団の中から声を掛けて、起きたことを確認してまた寝る。

お弁当も作らない。 絹江は、朝食もたぶん、食べていないだろう。

母に起床時の薬も飲ませず。



次に起きたのは、10時半。

訪問者による玄関のチャイム。

母は寝ていた。

ここで声をかけたら、また咳き込むだろう。

レフティーをもう少し寝かしておいてあげたいので、母には声を掛けずにいた。

私たちが朝ご飯?を食べたのは、もうお昼だった。



 * * * * *


ケアマネージャーが来た。

来月の予定表には、デイサービスが記入されているけど、
「朝の様子を見て、調子が悪かったら休んでください」 と言われても、無理。

そもそも、施設に行くために、
出掛けにトイレに立ち、歯磨きをし、玄関まで移動する。
・・・この一連の動作によって、セキが出始めるのだ。

母は、良くなるわけじゃない。
もう、デイサービスの利用は不可能だと思う。

その代わり、ヘルパーの派遣をお願いすることにした。

やはり、人手が足りないとのことで、すぐに返事はできないとのことだったが、
とりあえず、スケジュールの調整をしてもらうことにした。

不規則でもいい、単発でもいい。
わずかな時間でも、買い物やランチができるように考えてもらおう。

他人が家に来るとなれば、またいろいろな問題もあるとは思うけれど・・・


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