Mother (介護日記)
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今日は土曜日なので、 通常なら8時半からの7時間、母はデイサービスに出かけるところだが、 明け方にもかなりの咳き込み、今朝も然り。
このような状態ではどうせ出かけて行っても、またブツブツ言われるだけだし・・・ 先ほど、休むと連絡を入れた。
ケアマネには先日も言ってあるけど、 今後も、施設の利用はずっと無理だろうから、しばらく休むと言った。
( 電話に出たのはPTAでの知り合いのKさんだった。 やはり元看護婦さんでしっかりした方。 偶然にも弟さんは高校の部活の後輩だと、数年前、役員活動の後のお茶会で知った。 私は、彼がいつも右手をズボンに突っ込んでいるのを『態度が悪い』と思っていたが、 その後、実は彼は右手指に障害があるので、それを隠すためだと知って驚いた。 人には他人にはわからない、いろいろな事情があるものだと思った。 その後、別の友人を介して、仲間で一緒に出掛けたこともある間柄にもなった。 我が家での、母との七転八倒の経緯を知っているKさんは、 「同居してるの? 頑張ってね、いや、頑張りすぎないでね」 と言ってくれた )
ヘルパー派遣の調整をしてもらったところ、 Sという業者で、毎週木曜日の1時から4時に利用ができそうだとの電話が先日あった。
しかし、木曜日というのは、2週間ごとに内科の検診が入っているので、 利用するならその合間に、ということになる。 再び、隔週での利用が可能か、業者との調整をすることになった。
また、別の業者にも依頼して、 デイと同じように週に2回の派遣になるようにしてくれるとのこと。
ヘルパーには『見守り』という仕事があって、 家族が出かけている間、看ていてくれるというもの。 こちらの要望次第では、 母の話し相手になったり、一緒にゲームをしたりしてもらえるようである。
また『訪問入浴』では、ヘルパーが入浴介助をしてくれる。
しかし、我が家には未だにシャワーがなく、追い炊き式である。 他人にお風呂に入れてもらうには、非常にやりにくい環境で申し訳ない。 家族で対応した方がいいのではないだろうか。
訪問入浴については、 先日ケアマネが訪問した時に私が愚痴をこぼしたから、配慮してくれたものだ。
私がうちで母を入れる時は、私が先に入って髪と顔を洗ったところで母を呼び、 髪と体を洗ったところで湯に浸かり、その間に私が体を洗う。 母が温まったらバスローブを着せて、絹江にバトンタッチして部屋に連れて行ってもらう。
夏なら、ここまでで放置していても良かった。 汗が引くまで、バスローブのままベッドに座り込んでいた。
しかし、もう季節は変わっている。 素早く着替えをさせて、濡れた髪もドライヤーしなくてはならない。 風邪でも引いたら大変なことになる。
ところが、この間、絹江にバトンタッチしようと思って浴室から呼んだところ、 「え〜? 私が? ・・・勉強してるのに」 と文句を言った。 それを聞いていたレフティーが 「お前以外に誰がやるんだ」 と言った。 母は歳をとっても女性であり、 多少ボケてはいても、レフティーの前を裸で歩くようなことはしない。 トイレで濡れたおむつを脱いだ時は、ホンの数歩で自分の部屋であるのに、 わざわざズボンを履いてから、部屋に戻る。 そのため、部屋に戻ったら、おむつを履くことをすっかり忘れてしまうことがあるので、 トイレにもおむつをおくことにしたのだった・・・恥じらいは残っているのだ。 レフティーは、着替えを手伝うことについては母の気持ちを考えて、 危機的状況でない限り、今のところはやらないつもりだ。
この話しで『家族にかかるわずかな負担が、ストレスとして重なっていくから』 と、 ヘルパーによる訪問入浴を勧められたというわけだ。
ヘルパーが来てくれるのは、3時間。 デイサービス利用時の7時間に比べて半分以下である。 そうそう遊びには出られない。 ← まだ遊ぶつもりか(笑) ランチやアフタヌーンティーでも、行き帰りを含めたら、のんびりはできないだろう。 レフティーと買い物に行くにしても、効率良く回らなくては・・・
『お友達のみなさん、私からは出れそうにないので、うちに遊びに来てください。 部屋の大幅な模様替えを検討中です。』
絹江の要望もあって、近いうちに家族一緒の写真を撮ろうと言うことになった。
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