Mother (介護日記)
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2002年11月05日(火) ノイローゼ?

近頃の私は、少しノイローゼがかっているようだ。

母の余命について、考え過ぎなのかも知れないが・・・


 * * * * *


目覚ましが鳴る。

「絹江、起きなよ〜、目覚まし鳴ってるじゃん、止めて〜」

次に、数分遅れて、私のケータイアラームが鳴る。

さらに、レフティーのケータイアラームが鳴る。

けれど、みんなまだお布団の中で粘っている。(^_^;)

ここ数日で急に寒くなったし。

・・・

何か、いつもと違う雰囲気。

静かだ。

母がセキをしていない。

夜中はどうだったかな?

うるさかったという記憶がなかった。

部屋のふすまが閉まっている。

ふすまを開けてみる。

いつものこの時間、開いているはずのカーテンが閉まったままだ。

家族の置きだした物音に反応せずに、上を向いて寝ている。

ちょっと待って。

寝ている?

私が寝る前に用意したお茶が、あまり減っていないような・・・?

頬を触った。

冷たい!

やばい?

耳タブを触る。

動いた、目を開いた。

生きてた〜 

あぁ、びっくりした。

いつ、こんな朝を迎えるのかと思って神経質になっているからだ。



寝ている間に死んでしまったらどうしよう・・・

最近、そんなことばかりを考えている。

眠りがいつも浅く、ウトウト夢を見ることが多くなった。

友達のご主人に続いて、数日後には、別の友達のお父さんも亡くなった。

申し訳ないが、お通夜に行っても別のことを考えてしまう。


 * * * * *


先日、従姉妹のケータイに電話したら、留守電だった。

彼女は深夜勤務もあるハードな仕事に就いているため、二日後、叔母から電話がかかってきた。

叔父も今、車椅子の生活だそうだ。

過日、義姉からの電話で
「親戚のどこも年寄りを抱えているので、特に連絡をしなくても」という言葉を思い出した。

うちだけではないのだ。

従姉妹が、近いうちに様子を見に来るとのことだったが、
やはり簡単に“お知らせまで”とは行かないものだ。
従姉妹の家からは半日かかる距離だ。
余計な心配をかけてしまったか・・・

考えてみれば、母にはすでに兄弟姉妹はいないのであって、
父方の親戚にわざわざ病状報告をするほどではなかったか・・・


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