起きた。枕もとの腕時計を見たら「9時55分」 いっぱい寝たと思い、看護婦さんの眠る茶の間に入ると、その物音で看護婦さんも起きた。
看護婦:おはよぉ。今何時? さえ:10時5分前です。
看護婦:そっかぁ。いっぱい寝たねぇ さえ:はい。すごいよく寝ました♪
一分後、私の腕時計を見た看護婦さんが一言。
看護婦:ねぇ、さえちゃん。この時計逆さまじゃない? さえ:はい?(寝ぼけ
腕時計を受取り、よーく見てみた。
....10時5分前だよなぁ.....
...あれ? マークが反対?....( ̄∇ ̄;)
『4時20分』
朝から大笑いして再度就寝。 でも、看護婦さんも「いっぱい寝たねぇ」とか言ってたよ?(笑)
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芦別から富良野へ向かう。 富良野生まれの看護婦さん、地元の無人駅に連れて行ってくれた。 なんて味のある素敵な駅なんだろうか。 緑に囲まれているホーム。 本当に可愛らしかった。 富良野から芦別までの汽車から見る景色は最高らしい。 いつか、乗りたい。
山の中を抜け、看護婦さんのイトコ、サユリさんの家に行った。 突然行ったにも関わらず、サユリさんが色々案内してくれるとのこと。
私の中で富良野は「北の国から」と「ラベンダー」というイメージしか無かった。 しかし、しかし、しかし!
なんたることだ。 富良野最高。 富良野の景色最高。 大好きになってしまった。
どこを走ってるか、地元の人もわからなくなるらしい道を永遠とぶっとばして走る。遠くには緑の山々が綺麗。そして何よりも秋の空のように大きな雲を浮かべている青い空。見上げると目に見える全部が空なのだ。
ほんとうに綺麗だった。
サユリさん:この坂を上がり終わったら後ろを振り返ってみな。
後ろを振り返った瞬間、自分の居場所からずーっとずーっと向こうの山のふもとまで真っ直ぐに道が続いている。 うわぁぁ、すごーい。そりゃ大喜び。
麦畑があった。 緑の麦が風で揺れる。 キラキラ、そしてサラサラと揺れる麦は、金色になるともっと綺麗らしい。 わたしゃ、緑でも大満足でした。
古い小学校校舎を一人の画家が買いとり風景画の個展を開いている。 校舎の1つ1つに味があり、歴史があった。 絵心の無い私だけれど、初めて「こんな絵だったら買いたいなぁ」と思うような素敵な風景画達だった。
ソフトクリーム大好きっ子の私をサユリさんがお気に入りだというソフトクリーム屋さんに連れて来てくれた。 それも長くて遠い道のりを永遠に走って、やっと辿り着くお店なのだ。 濃厚でさっぱりとしていて美味しかったー。
通る場所、見える風景。 全てが素敵だった。
ニングルハウスに連れて行ってもらった。 ニングルとは身長15センチくらいの妖精らしい。 ちなみにこのニングルハウスは数十件の小さなお店(工房)がつらなっていて、その一軒に、竹下景子さんがドラマ北の国からで働いていたという設定になっていた場所でもありまする
木の根を家にしている2家族が住んでいるという想定で作られている場所。 よーく見てみると、小さなTシャツが干してあったり、エントツから煙が出ていたりする。本当に住んでるんじゃないかなぁと思ってしまう。
ワイン工場へ行き、昼食をとる。 チーズホンデュを&ビールなどを頂いた。 んまい。
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富良野はピーカンに暑かった。 あの暑さは東京とも違うけれど、札幌とも違う暑さだ。 しかし、景色が非常に良い。
今度は1泊2日で富良野に行きたいなぁ。
ちゅうか、明日引越しなんだけど、用意はどーした私達。
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