メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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BLACK JOKEと睡眠薬 |
2003年09月26日(金) |
狭い路地を抜けたら辿り着く 隠れた入り口の向こうに まだ誰も奪いに来ていない 甘いロマンスが眠ってる
果てしなく痛い薬を打ち 痺れかけた左手を垂らして 合い言葉を娼婦に告げたら 地下室に潜るエレベーターに乗る
LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER カラフルな色の錠剤を 原色の水で流し込み うるさい魔女にトドメを刺すのさ LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER 偽りだらけの看板に 騙されて黒い液体を被る 苦い夜 苦い夜 絶望なんか知らない
指に染みついた怪しげな匂い 洗ったところでとれやしない 誰かのせいにしながらまた 誰かの性の犠牲になりたがる
とめどなく溢れる蒼い蜜 アルコールで消毒した肢体 無責任な娼婦が踊ってる 壊れた階段が崩れ落ちる
LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER 記憶喪失の異邦人も いつのまにやらズに乗り始めた 誘惑するのが趣味の自殺願望 LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER 悲しきフェミニストの漏らした反吐 失禁したのはありきたりな興奮 苦い夜 苦い夜 絶望なんか知らない
苦い夜 苦い夜 絶望なんか知らない
苦い夜 苦い夜 絶望なんか知らない
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