メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
INDEX|前の詩へ|次の詩へ
整形美人とフランク・ザッパ |
2003年10月07日(火) |
よくできた蝋人形 出来損ないの木偶人形 所詮は人の仕事だし 黙っていても芸術は生まれ 消える 君がどんなことを言おうとも 整形美人は今宵も宴で微笑む
とんからとんからハタを織る 『けっして覗いてはいけませんよ』 なぜなら借り物だらけの部屋の中 オリジナルなんてありはしない 自分の中から生まれるものは 数字の『ゼロ』
本当は知ってるんじゃないの? 自分の果てしなき欲望を 僕は昔からずっと デヴィカヴァのニセモノになりたくて なれなかったからこうして 短い髪のニセモノでいるのさ
フランクザッパが死んだとき ゲイル夫人がこういった 『彼の曲をプレイしてください』 僕はブラウンシューズを歌った 大きな声で
昨夜ギターが思うように弾けなくて 14時間分のトラックに空白だけが残った ウトウトしながら意識不明 夢うつつに銃爪 サルの笑顔がインスピらせて いきなり目が覚めた やたら難しいことが 何故だかワンテイクでいけた
ザマーミロ 3本重ねていい感じだ
僕はこうして愛に満ちあふれた 妄想にたたき起こされて生きている 自由とは不自由なものだ 己の無能さに直面して それでもその檻から出られないのだから
束縛のない生活 抜け出すことの出来ない牢獄 世界を相手にする才能があれば それは果てしなくステキなことだけれども 所詮ありきたりな人間じゃ ただの自慰野郎さ ただの自慰野郎さ 今宵も自慰やろう さあ
整形美人の高級車 紅いマシンは夜に消える 彼女は有名人 少なくとも数万倍
|