メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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確かに言葉を選ぶのは大切だし 無神経すぎるのは致命的だ でもそれは考えすぎ お互い様のまま終わることもなく
ねえ でも
そんな気はない
愛想笑いに地球と同じ重さを感じ 軽く話を合わせる事に罪の意識を感じる 世界中は君の失態を見てるって 思いこみが激しいんだね
だれも かれも
そんな気はない
誰も君の拘りなんて聞いてない 独りよがりで固執してる どうでもいいからさっさとしてよ 君の一瞬は流れる風のように
君が愛してるのは君自身 ただそれだけ ただそれだけ
君のことを愛してるって? だれが? 僕が? 冗談でしょ?
そんな気はない
はいはい 君は素晴らしい はいはい 全く素晴らしい 君の言うことは全て正論 でもそんなこと 僕にはどうでもよくて 道行く人にも 公園で眠るおばあさんにも あのはしゃいでる女の子達にも 電話中のサラリーマンにも 買い物をしてる奥さんにも TVのニュースキャスターにも 看板を立てかけてる人にも ビルを造ってる人にも 音楽聴いてる人にも どうでもいいこと
満足したかい 思う存分理屈をこねくり回したかい
でもね どうでもいいよ
うけいれてほしいって?
ごめん そんな気はない
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