〓月夜の日記〓(つぶやき版)
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2001年10月06日(土) さよなら子ども達




映画館で、




泣いてしまって どうしよもなくて、
(それは感動といったものではなく)



劇場をでてからも、ずっと泣いて




一緒に行った人にも 迷惑をかけるくらいになったこと、ありますか?








あたしは あります。






「さよなら子ども達」という映画を見た後でした。







戦争が  からんできて




罪も無い 子ども達までも、 連れて行かれてしまう。







ラストで
学校の校長先生までも。





密告されて、
生徒をかくまった罪で 連れて行かれた校長先生が






全生徒の前で、
最後に 言った言葉が、


「さよなら 子ども達」  でした。










あまりにも 辛い別れで




憤りを感じ、 


その映画を 娯楽とも思えず、


作品だったのに   



実話に 基づいて 作られたその映画を


現実とごっちゃにして





その 行き場の無い ぶつけようのない 怒りや憎しみやつらさ、寂しさ



どうにかならなかったの?って思う 
熱い気持ちと、


どうにもならない、当時の その時代を生きた人の気持ちと






映画が終わっても、  涙がとまならく、




歩きながらも、ずっと 涙がでてきて、 どうしようもなくて



一緒に行った 当時の恋人に



「映画なんだからさ」と言われて



そうだけど、そんなふうに 片付けられる 
そうやって   割り切って見られる 


そんな恋人の 気持ちも 理解できなくて







それは 21歳の頃でした。




あたしは、  


まだまだ、 大人になっていないのかな



割り切ることが 下手なのかな








そして、

「蝶の舌」という映画を 見たんだ。




イトイさんの イベントで。





「さよなら子ども達」を、 思い出した。




そんな 映画だった。


ラストは やはり、たまらなかったけれど






もう  泣いて 死にそうになるってことは、なかった。




涙は でなかった。




だけど、一人だったり 恋人と行っていたりしたら



気弱になって、泣いたかもしれない。






だけど、 心のなかはやっぱり、

割り切れない 行き場の無い  ぶつけようのない 苦しさで

いっぱいになってしまった。





でも、作った側に立てた。



そんなふうに 今作れたことが、 すごいことだってこと。




光や 空気までも その映画はすべて
統一されていたっけ。





戦争は



やはり


2度と してはいけないものだ。


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