右腕のブレス
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2005年06月20日(月)

朝,メールした。
いつもと同じ。
時間があればメールする。

グミの仕事が終わってメールが入ってきた。
色々と長文で書かれている。

「のらくといると凄く自然で居られて,
でも自然すぎてドキドキ感がなくなってしまったの。
そんな風に考えていたときに告白されて,
ドキドキした。」

それだけで,僕は敗北じゃないかな?

僕がある人と出会って,正直にその話をしたとき,
グミは「そんな新鮮なドキドキ感が必要なの?」
そう僕に聞いた。

グミはそのときのことをもう覚えていないだろうし,
味わって知ったのだろう。

僕はそんなドキドキ感よりも楽で安心していられるグミを選んだ。
きっと,グミは違う結論を出すだろうなってそのとき思っていた。
それが,今目の前の現実として突きつけられていて,
僕は諦めるわけでもなく,戦うわけでもなく,
ただ,なんとなくの寂しさと虚しさを感じているだけ。

「そっちで楽しくやりなよ。」
心の中で何度もそう言っているのに言葉に出せない。
まるで,自分からすべてを放棄するようで虚しくなるから。

中途半端な言葉でグミを縛り付けて,
簡単には離さない。

最後まで優しい言葉でグミを苦しめ続ける。

どうせいつか言わなきゃいけない言葉なのに。


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