右腕のブレス
DiaryINDEXpastwill


2005年06月22日(水) もう一度がんばる

「もう一度頑張ってみるよ」

そう言ったのはグミ。

これまで僕らはお互いに沢山の我慢をしてきて,
沢山がんばってきた。

頑張らなきゃ続かないものだった。
何度も何度も「別れよう」という言葉を飲み込んで,
ここまでやってきたけれど。

これからも頑張る。

頑張る?
頑張れる?

一度,解けた気持ちはそう簡単に戻らない。
それを分かっていたから,本当に無理だと思うまで僕は別れを口にしないと心に決めていた。

今になって分かった。

別れを匂わされる方の気持ち。
それは痛く苦しく辛いもの。

僕が別れ話をしてとても辛かったとき。
それでもどこかで自分を守れる言い訳が用意されていた。

今の僕にも言い訳が用意されていて,
だからこそ,今も色々と考えるけど辛くないのだろうな。

きっと,グミは僕にとって一生付き合う相手ではない。
それは初めから思っていたこと。
だから,もう終わらせてもいいのかもしれない。

それでも,まだこの関係にピリオドを打てないのは何でなんだろうね。

グミと会っている時間は普段からしてみれば,かなり非現実な時間であって,
あまりにも不自然なのに,その時間の中に居ると凄く自然な時間に感じる。

「のらくとはとても波長が合う感じがする。」
最初は無理矢理合わせていたものも,
今となってはとても自然で居心地がいい。

今僕が欲しいのは現実を忘れる時間と僕を甘やかしてくれる存在だけなのかもしれない。
そして過去への償いと後悔と焦りが消えない。


のらく |ご感想があればこちらへ

My追加