| 2002年01月23日(水) |
波乱の幕開け。公演2日目 |
結局初日終了後。まあ、他のページでも話題になっているのでこれは書いてもいいと思うのですが、主演の岡田さんが舞台本番中に脳しんとうを起こし、終演後救急車で病院へ搬送。救急車を見送り、なんだか体中の力が抜けきって動けないでいた私に、捜し物をしてほしいと電話が入り、無理矢理家に帰る。
とにかく、体が休まない。眠れない。こういう時はとにかく、食べる。と心に決め、沢山の食料を買いにコンビニに行く途中かわさきさんから連絡が入る。明日13時入りの予定を10時入りに変更。この時点では、制作部の方での打ち合わせが行われているはずだが、いっこうにそういう連絡がいっこうになく。病院からの連絡はない。明日の舞台は?どうなるの?そんな不安に駆られながら、劇団員のほとんどが眠れぬ一夜を過ごすことになりました。森さんや、吉川くんからも真夜中2時3時4時と電話が入ったり、病院に付き添っている、野村さん、渋木くんから3時過ぎに連絡が入る。とりあえず眠っているとのこと。
結局そんなんでほとんど眠れないまま、状況もわからぬまま、劇場へ向かうと、色々と大変なことになっていた。「小川原歩嬢急病につき降板」ふつうこの状況ならば、公演中止を余儀なくされるのだが、今回ばかりは、どんなことがあっても、また幕を開けるのだというみんなの意志が、本当に強かったと思う。とにかく、寝るまもなく動かれた方々に、感謝。というかねぎらいの言葉を。おつかれさまです。
午前中、とにかく稽古。幕を開けるために。受付部隊の私もバタバタと動き回る。どうなるかなんてわからない。
そして、午後には岡田さんが病院から復活。急遽応援に音響の高橋正俊さん・助手で藤吉くんが駆けつけてくれる。本当にこの二人がいてくれるだけで、ホッとできる。本当に頼りになる、仲間です。
そんなわけで、急遽麻生みゅうが小川原嬢の代役を務めることになる。今回は本当にオフィーリアは、この作品のカギ。「さっきから黙って聞いていれば、あなた一体なに様よ!」とハムレットを罵倒していく、大切な役。それを、やり遂げた麻生嬢に拍手。
そんなこんなで、2日目の舞台は終わりました。今日の舞台は…昨日と同じくとても緊張感のあるものでした。いや、舞台空間とは常にそういうものであるべきだと思います。私たちは、昨日や今日のこの舞台をいつも思い出さなくちゃいけない。そうおもいませんか?>劇団関係者。
受付も昨日に引き続き・リンちゃん・松本千種さん・るみ葉そして人間計算機神子真紀も駆けつけてくれた。本当に涙が出るほどうれしかった。頼りになる。本当にありがとう。
その後……本日はなんとですね。客演野村さんの誕生日だったのです。公演始まる前にみんなでお金を出してケーキを買って「ハッピバースデイ」をしたのです。でもそれだけでは足りないから(笑)有志でのみに行くことに。が、その前に、るみ葉とかみごんが私をご飯に誘ってくれる。あとで、飲み会に合流することを約束し、パスタを食べに行く。
私は本当に、素晴らしい友人に恵まれていると思った。とてもいいにくいことをいうようだけどと、私のことを本当に考えて発言してくれた二人。私は本当に浅はかな人間だ。もう一度輝きを取り戻すために、私はできるのだろうか。もう一度がんばらせてください。またご飯食べよう。二人に会うと、あの頃の私に戻れる気がする。大切な時間。大切な気持ち。素直で、純真無垢な気持ち。もう一度。
その後、野村さん筆頭に渋木くん、結ちゃん、リンちゃん、早川くん、山名くんが待つ飲み屋へ。そこで延々と飲み続ける(笑)今日が初日な気分(爆)野村さんは特に本当に波乱の幕開けの誕生日になったね。でも今回の舞台は本当に野村さんがいなければ成り立たなかった。ありがとう。あと、一日。よろしくね。
結局そこでも、私は、人生のダメ出しをされ(笑)でも本当にいい人達に恵まれていると、その人達を永遠に失いたくないと心から思った。私は変われるだろうか。いや、勇気を持てるだろうか。
その後2時過ぎまで宴会は続き、野村さんゆいちゃんリンちゃん私の4人でタクシーで帰る。リンちゃんはうちに泊まっていきました。明日は、明日こそは13時入りです。いよいよ、最終日。
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