HIT AND RUN
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2005年08月21日(日) 夕暮れの魚たち

ソウルセットを見た後は、噂のガチャガチャブースへ。
いやはや、ライジングの出演アーティストの数が多い事を思い知るね。
なかなか当たんないんだもん。

その後、ホクレンブースでメロンとじゃがいもとカフェオレを。

テントでゆっくり持ち直すつもりが、もうフィッシュマンズの時間に迫っているという状況。
急いでテントに戻ってフィッシュマンズTに着替えてサンステージへ向かう。

欣ちゃんがまずはメンバーを紹介してライブスタート。
まず最初のヴォーカルはクラムボンの原田郁子。
彼女のささやくように語りかけるような歌声とその先にある夕日の黄色と青とが混じった帯。
さっきまで雨が降ったりしてたのに、まるで誰かに守られているかのような優しい色の夕暮れ。
お客さんもそれぞれ指をさして後ろを振り返る。
続いてハナレグミの永積タカシは「ナイトクルージング」
おいおい、もうこんなに豪華でこの後誰が出るんだよーって位。
次に出て来たのはなんとUA「頼りない天使」
私の隣にいた女の人がイントロが流れる度に、きっと彼女の中にある大切な思い出を
ひとつひとつ紐解いているかのように感嘆の息を漏らし涙を流していた。
ベストが出てやっと聞いたような私はきっとどうやったって彼女の気持ちに追いつく事はできないだろう。
ステージの上の欣ちゃんの表情からもこの瞬間を迎える喜びが溢れんばかりに出ている。
どんな気持ちなんだろうと考えると想像もできないほどの思いになってぎゅっと苦しくなる。

あとはもう誰が出るのさって思ったら清志郎さんが出て来た!
雰囲気は一気に祭りに!みんなで盛り上がった。
最後はゲストヴォーカル全員とソウルセットのビッケ、そしてオーディエンスも全員で「いかれたBaby」
すごく素敵だった。夕暮れの色も風もそしてフィッシュマンズの音楽、それを愛する人々の思い。
決して、悲しい事で美化されたものではなく、今現在を受け入れて前に進む美しさだと思った。
そしてすっかり夜になった会場を皆それぞれいい顔して次のステージへと散って行った。

私はちょっと休憩。とテントに居たらだんだん寒くなって来て寝袋をかけて毛布をかぶり
ていうかテント開けっ放しじゃん!と幕を閉め(それを先にやれって話なんだけど)
隣のテントの野郎どもがいい具合に酔っぱらっててくだらないネタをずっとやってた。
あまりのくだらなさにこっちも折れて思わず吹き出した。

つづく〜




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