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2005年09月22日(木) 置き去りの夏の日を探しに

この間、雑誌の「ダヴィンチ」で紹介されていて気になってしまい
「よつばと!」という漫画を4冊一気買い。
私、この人の描く漫画って「萌え系」だの「オタク向け」だのってイメージがあったのですが
ただ、淡々と流れて行く夏の日をゆっくりと描いた作品でした。
子どもの頃感じた時間の長さとか、終わらないでいて欲しい夏休みへの願望なのか
とにかく、1〜4巻ずっと夏です。

大人になるにつれて、時間が経つのが早く感じるのは何故かというと、
その人が人生経験を積んで行くうちに、新鮮に思う事が少なくなってきて
記憶は上手い具合にそれを整理して残してしまうから時間が短く感じるんだって。
だけど、それだけじゃないと思うんだわ。
きっと、もう戻らない時間に気付いて、時間の大切さに気付いた時から
時の流れは早くなるんじゃないかなぁ。
子どもの頃はそんな事すら考えなかったからね。

この間、バーベキューしに行った時にちょっと顔見知りの5歳くらいの男の子がいて
その子が川の方に駆けてったから一緒についていって、しばらく石投げたりするの見てたんだけど
やっぱヒヤヒヤしたなー。「じゃーあの岩まで投げたら戻ろっかー」と言いくるめてそそくさと戻った。
よく川遊びに来てた団体の中で子どもが溺れて、親でもない誰かが(時には全く関係の無い人が)
助けようとして一緒に亡くなってしまうとかいうニュースを耳にするけれど
あの時はなんとなくその気持ちがわかったなー。


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