まだ、体の周りを つややかな音譜が取り巻いているような。 錯覚、ではないよこれは・・・。 私きっと 体に おと を入れて 持って帰ってきちゃったんだ。
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パドヴァ・トリオ。 ヴァイオリン、ピアノ、チェロによる三重奏です。 ヴァイオリンは佐々木一樹さん。 ピアノは 娘さんのウララ・ササキさん。 チェロは次女のマルモ・ササキさん。
皆さんの経歴を書き連ねるのは 私の文章の野暮さを露呈するのであえて書きませんが、 日本の誇りと言い切れる、方々なの。
私はピアノの「ウララさん」のファンで、 テディベアを製作しながら 良くCDをかけてます。 子なすも 「あ、うららしゃん聴いてるの?」 などと言います。
子なすに、「本物」を聴かせたい。 私も「本物」を感じたい。 運良くこの秋、来日公演なさるのを知りました。 銀座で「ミニコンサート」、行って来ました。 ミニコンなら3才児でも連れて行けます。 こんな良いチャンスは めったにないもの! !
早めに到着、最前列に。 ステージと自分のヒザとの距離、なんと数十センチ! ! 数十センチだよ! ! ピアノと自分との距離は、せいぜい2メートル。 そのピアノと自分との間に、ヴァイオリンとチェロが並んで 演奏するのです。
この迫力、この感動。 子なす、目を丸くして 聴いてました。 次第に座っているのが苦痛になったらしく、 私はヒヤヒヤだったけど・・。
大好きな「愛の挨拶」が流れた時はマジで涙が出そうだった。 チェロが主役の曲も、立ち上がって拍手したかった。 すればよかったなー。恥ずかしがらずに、 素直に感動を表現すればよかったな。
パドヴァ・トリオのために編曲された ヴィヴァルディの「四季」のCDを求め、サインして頂いた♪ 帰りの車で子なす早速、 「うららしゃん聴こーー。」 そしてポッキーを2本クロスさせて持ち、 「ままー、ばいおりんー。」
幸せな、ほんとうに幸せな一日だった。
追記: トリオ演奏の「四季」、一般的なオーケストラのものを 聴き慣れた耳には とーーっても新鮮。 シンプルだからこその広がりを感じる事が出来ます、そして深い。 オススメです。
パドヴァ・トリオ
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