日記でもなく、手紙でもなく
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あっという間に、2000年の年の瀬を迎えました。 昨年の今ごろは、コンピュータのY2K問題で、本当にどうなるか、わかりませんでしたが、騒いだ割に、ほとんどなにも起こらなかった、というのは、今年全体を通してみても、今年年初に現れた象徴的出来事だったようにも思います。 何か起こっていたら、もっと不幸なことがいろいろ出てきたのではないかと思うと、その意味では「幸」でした。
でも、世紀末最後の年の、最後の月。なんとなく、社会全体が、特に日本の場合、出口のない迷路に入っているような、同じ所をぐるぐる回っているような、そんな感じもします。 そんな時には、本当は少し休んでみる、というのも手なのですけどね。 休んでもっと全体の風景をよく眺めてみる、みたいなこと。。
ちょうど、来年は新世紀初年度。 決して簡単に答は出ないのですが、眺め直してちょっと考えてみる年かもしれません。これからの百年、というのが長すぎるのなら、これからの十年・二十年のことくらい、少し考えてみたいと思います。
そのために、もう一度「しあわせ」を考えないといけないのだろうなぁという気もします。一番自分に近いところからの「しあわせ」。 でも一人だけだといろいろな意味で生きられないので、自分の周囲も含めていくと、本当に難しくなってきますよね。 去年くらいから実は考え始めていますが、私はまだまだ煩悩多くして、このあたりだろうか、というところにも辿り着けないでいるのですけど。
簡単なようで難しく、答があるようでないような――。
21世紀最初の年が、今まで以上に素晴らしい年でありますよう。
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