日記でもなく、手紙でもなく
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2003年05月03日(土) |
挫折の六本木ヒルズ&久しぶりのマッジオ |
恵比寿経由で日比谷線に乗り、地下鉄六本木駅で降りる。時刻は午後3時55分。 休みの日なのに、ホームには人が多い。やはり六本木ヒルズ効果というのが良く出ているらしい−−、そう思って改札を出たら仰天してしまう。
ちょうど六本木ヒルズへ入っていく通路が新たにできており、そこへ向かおうとする人の波が生半可なものではない。これは参ったなぁ、そう思いながら、人をかき分けるようにして、旧来からあるおなじみの階段を上がり外へ出る。
タリーズ・コーヒーのあるZONE(旧・六本木日産)ビルの方向へ出ると、ここもかなり人が所在無くたむろしている。かつては、いつ行ってもだいたい2人ほどは座れる席が空いていて、六本木で待ち合わせするには一番だったのだけれど。もう、ここもそんなふうに使えなくなってしまった、がっかり。 たぶん、通りの向こうのクローバーすら、この調子だと満席に違いないと睨む。
人が多いだろうし、六本木ヒルズの中のレストランなどでは食事ができないに違いないとは思っていたが、連休にこんなところへ来ること自体間違っていた。 やはり、観光バスのガイドが旗を持って歩いているような東京というのは、歌舞伎座とか新橋演舞場あたりだけにして欲しいものだ、と勝手に思う。
渋谷からバスでやってきた知人は約束の午後4時に25分遅れて到着。霞町交差点あたりから渋滞。ほとんど動かないらしい。それもそのあたりから六本木ヒルズに入る際、右折してはいることになるのだけれど、それでバスも動かなくなってしまったと言う。
食事は久しぶりにヴィア・アクア・サンタあたりで、と思って電話をしたら、本日はもう満席。2度目のがっくり。 しょうがないので、トレ・ジ・マッジオにかけ直す。なんとかこちらはOK。今日は3日なのでマッジオDayで、前菜はいろいろお出しする1800円のものだけなので、それだけご了解下さいという。渋谷ハチ公前とか、込み合った遊園地並みの人を見てしまうと、もう入れさえすれば良いという気になっていた。 夕方の開店が18時なので、その時間に席の予約を入れておく。
六本木ヒルズは、結局ハリウッド・ビューティ・プラザから入って、ウェスト・ウォークの店をちょろっと見て、1時間ほどで出てしまう。人が多いと疲れ果てる。 展望フロアへ行くには1500円!!かかるようだ。今会員になれば、1200円で行けるというのだが、そこまでして観るものか、などと思ってしまったりもする。
西麻布までぶらっと歩いて、青山墓地方向へ少し歩いた角にあるカフェに入ってやっと冷たい飲み物にありつける。 マッジオは、そのカフェのすぐ裏手。 本当に2年ぶりくらいに来た感じがしないでもない。全く雰囲気が変わらないのでありがたい店の一つ。 ここへ来たら、2回に1回はお任せコースにしてしまう。今日もお任せコースにして、あまり内臓類は好みではないということだけを伝える。
実は、今日のいろいろ前菜の中に、牛の腸と鶏冠、大豆などをトマトソースで煮込んだ料理があった。これを出す時、もしお嫌いでしたら除けてくださいと言う。鶏冠はまさにその形が残っている。食べてみると極めて淡白。トリッパも本当に口に入れると溶けるほど柔らかく煮込んであったので、結局おいしく全部食べてしまうことになった。
前菜の種類と総量が確かにかなりなものだったが、2種のパスタ、メインの量が抑え気味にしてあったので、全体として本当に色々少しずつ食べて、お腹がいっぱいになった感じ。 しかも、かつてはなかった本日のデザートというのが2種類、それ以外の定番デザートの種類も少し増えた感じになっており、やはりこの店も息の長い店になっていることを実感する。
外へ出ると少し空気が冷たくなって、気持ちの良い夜。
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