雑記

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2001年09月12日(水) 代理戦争のツケ

どうも仕事中もニュースが気になって仕方がない。4機の事故(事件)の報道からは動きがなく、このあとに流れるニュースも大体想像はつくものだが、それでも新しい情報がないものかと思ってしまう。
まだ事件の第一報から時間がたってないと言うことも事実だが、貿易センタービル付近においては、2次的に他のビルの倒壊の危険性があるために周辺の捜索、救助活動が出来ないことや同ビルに設置されていた電話のアンテナが使えないためにおそらく連絡の取りにくい状況にあることを考慮しても、報道されている情報が少ないと思った。例えば各航空会社の発表にしても、当初の不明になっていた飛行機の発表とハイジャックされた4機の便の説明、またこの事件に関して航空機運行の管制に関する発表などのみで、おそらく搭乗員リストなどの資料には高度な政治的要素が含まれていることは予想し得ることで。
一連の報道の中で、一体どれが真実であるのか。真偽の確定しない各マスメディアの報道も多く、首謀者が個人であるのか国家であるのか、政治的なものか宗教的なものか、現在の世界情勢から「犯人像」を推測することは出来ても、事件の影響の大きさからしても情報の扱いはもっと慎重になるべきであるとも思う。

そんな中、おそらく今最もその発言が注目されるのは米大統領だが、その世界の民主主義のリーダーたる発言に、これはテロを超えた戦争である、とか犯人は必ず追い詰めどうこう、とかいつもの不穏な論調があることが気がかりでもある。その権利と力をもってこれから何が始まると言うのか。

キューバのカストロ議長の発言。「今回の悲劇は、ある意味で長年わが国や他国に対しテロ的手法をとってきたことの結果ともいえる。それによって、彼らは、テロ的思想を広めたためだ」「敵方(である米国)に対し、あえて助言をする機会が与えられるならば、帝国主義国の指導者として、冷静さをもった行動をするとともに、怒りと嫌悪にまかせて至るところで人々を拘束したり攻撃に走ることのないよう要請したい」
そのとうりだと思う。

宗教や国家はともかく、多くの方々が犠牲になったことだけは事実である。

夜、彼女の知り合いと3人で飲む。ちゃんと話をするのは初めてだったが、ずいぶん電波を飛ばしまくる。


次郎吉 |MAILHomePage