目口覚書
■目口覚書■
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2001年09月18日(火) 目口ジェンダー論

いろいろな人妻さんのお話を伺うと、世の亭主たちは縦のものを横にもせず
生息しているのがあまたいるらしい。
かくいううちの母親も、新婚当初は父親に靴下をはかせていたらしいし、
自分の下着の場所もロクに知らないご主人のために
着替えのたんびに用意に走るなんて、
幼児化に拍車をかけているのではさぞお疲れさまなことだ。


夫には厳しくても、息子に対してはいつまでも子供扱いして
息子ができることまでしてしまう母親もいる。精神的にも。
とても乱暴な言い方だが、その母親は息子を去勢してしまっている気がする。

そうでないおうちもいっぱいあるだろうし、ご主人が率先して台所に立ち
「男の料理」なーんてものを作ってくれるお話はまことに羨ましい。
うちのはそこまではいかない。多分人がやってくれるのならどこまでも甘えるタイプだろう。
 家事ができるからといって精神的に自立しているとはいえないが
まずは自分の靴下やパンツの場所を知っているって、必要なことでしょ。


甲斐甲斐しく世話をやきたい人ならどんどんやればいい。
ただ代償を求めてはいけない気がする。
やりたいからする。それがいい。

あとで「わたしがこんなにしてあげているのに」というのは違反のような気がする。
自分がそうすることを選んでしまったのだから。
いやなら少しづつ方向転換していくのだ。

かくいうわたしも世話焼きなほうだと思うが、ことダンナさんに関しては
あまり構わないように気をつけている。
着替えなんて出したこともないし、食事中のご飯やお味噌汁のおかわりも
ついでがない限り自分で行く。
例えば同性のルームメイトと一緒に食事をしていて、「おかわり」と言って茶碗を差し出したり
しないやんね?その感覚です。
役割分担として、彼は外で狩りをし、私は家で洗濯炊事をしているが
出来ることはやってもらいましょうが原則だ。
あわよくば 食後の洗物を全部してくれないかと思っている(のは単にサボりたいだけだケド)

食事の仕度は下手っぴ同士がぶつかり合って危険なので頼まないが
おやつ作りは手を借りる。
 この間は、ふたりで粉をこねてまるめて 白玉あんこを食べた。
やはり「オレの作った白玉のほうが旨い」と、まったく見分けがつかんのに自慢していた。
自分の努力が形になるっておもしろいし、ただぽんと出来たデザート皿を出されるより
ずっと愛着がわく。
何より、ふたりともまっしろになってキッチンを粉だらけに汚しながら泥遊びのように
戯れるのがコミュニケーションになり楽しい。

ダンナさんは、シャワーを浴びる前に着替えを部屋において出て行く。
丁度、台所で弁当を作っていたのだが、なんとなく、本当になんとなく
彼のパンツを頭にかぶってみた。
イメージは、七福神の布袋さんね♪
(きっと、妻の65%はしたことがあると思う。
ちなみに夫の94%は妻のパンツをかぶったり、ブラをあたまに乗せたりしたことあるはずだ)

パンツをかぶったまま、フライパンをふる。
よっ あらよっ
風呂からあがり パンツがない ないと探す夫に
「あなたは いかに私を見ていないか ということが今明かされたっ!」
と わけのわからない言いがかりをつけたら 無視されてあたまからスポッとパンツをとられた。
いや、とったのは私か。


基本的に「わたしがいつ入院しても何がどこにあるかわかっている男」であってほしいと思っている。





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