目口覚書
■目口覚書■
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2001年09月19日(水) 花嫁はお花に包まれて

アンナちゃんが結婚披露宴をしたとかで、その時のブライダルブーケを
手造りした過程を深夜番組でやっている。

お花はウエディングシーンには欠かせないアイテム。
わたしのようなロマンも記憶力もない女は ついさっきみたはずの
花嫁のブーケも、花の種類が思い出せない。
それより、葉っぱが青々しててきれいだった、とか
持ちにくいやろなーそのブーケ、とか どうでもいい余計なお世話な
ことを思っていた。

花嫁は その花選びの段階からそれはそれは真剣に悩まれる方も
いるが、ある披露宴に招かれたわたしの友人Yはすごかった。
その披露宴には私も出席しており、彼女の友人でフラワーアレンジメントを
生業としている女性も出席するという。

せっかくだから、ナマのお花をコサージュににしなさいよ、わたしが
アレンジしてあげるし、とそのアレンジャーさんがおっしゃった。
お花もその人が調達してくるから、Yさんはサイドに添える緑のもの、
そーねー、アイビーとかそのあたりでいいわ、お庭にあるでしょ?それを
もっていらしてねっちぅことだった。

かくして、披露宴出席のためにバタバタを準備をし、気がつけばもう
電車に乗る時間!
Yは、アイビーなんぞをもぎとる時間がなく それにかわる緑のはっぱを
手に結婚式場に現れた。









それは パセリ


「あんたは、なんでこのごにおよんでそんな笑いをとろうとするねん!」腹よじれすぎ
「いや あたしは真剣よっ。これも緑じゃけん!」(Yは松山の女)
スーパーでパックされたビニールで包まれたままのパセリ一束100円。
アレンジャーは、「わたしは薔薇を持ってきたのよ。なんで薔薇とパセリなのよっ」
と叫んでいる。

そのあと、いくらなんでもパセリじゃぁということになり、どこかでかすみ草でも
拝借してくっつけた。
今でも 生花のコサージュというと Yを思い出す。

それよりも
この話題を書いてすぐに、WEDDING MCのネタにすればよかったと悔やむわたし。



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京都祇園のお茶屋話です。





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