インドにいると危機回避能力が高まってくると思うのは錯覚ではないと思います。あちらこちらに危険な場所があるので、自然と野生の勘が研ぎ澄まされてくるのでしょうね。
こんな大きな現場で安全設備が今の日本の現場に比べれば皆無に等しいのに事故が少ないのは本当に驚嘆に値します。一昔前の日本の大きなダム現場(作業員数百人規模)などでは二桁の人が亡くなったりする場合もありますが、ここは数千人規模の人が働いていて死亡事故は2件だけです。
私もここで働いた1年半以上の間に野生の勘が研ぎ澄まされたのでしょうか、今日は一瞬で危険を見破りました。
例の調査Boの現場へ行ってコア箱(コア採集した岩盤をしまう箱)を開けた時、2cmほどの小さな何かがチラッと動くのが見えました。一瞬だったので何かわからず虫かなって思ったのですが、野生の勘は危険と伝えています。 手袋をして静かにコアを持ち上げてみると下にいたのは小さなサソリです。 慎重に払いのけて大丈夫でしたが、気付かないで出会い頭に向こうをびっくりさせるのが一番危ないですからね。
まあ子供サソリで刺されても大した事にはならないでしょうが、やはり危険は危険としてとっさに認識できるのは危機回避の原点だと思います。
このままだと日本へ帰ってもとっさに身を避けたり、落とし穴が無いか探ってから歩き出すようになったりしそうですな。
昨日の夕食メニュー
メインディッシュ…天丼 小鉢物…キュウリとワカメの酢の物、ダイコンとニンジンの煮物 スープ…味噌汁(ナメコ、薄揚げ入り)
天丼の具は、エビ、キス、かき揚げ、ナスビ、ジャガイモとてんこ盛りになっていました。ご飯を少なくと頼んだので、天ぷらの下からご飯を引き出して食べるようなバランスの悪い天丼になってしまいましたね。 ご飯と別々に盛ってもらえば良かったです。
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