としょかん日記
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この前、ちょっと遠くの親戚の所に行く用事ができたので、車で聴くCDを図書館から借りてみた。「キャラメルミルク」。Charaのベスト盤である。とくに聴きたかったのは「Swallowtail Butterfly〜あいのうた〜」である。多分5,6年前の歌である。当時この歌が好きでたまらなかった。ちょい前のメールの着信音にもしていた(いまはコブクロの「風」)ほど好きな歌である。こいつを聴きながら車を走らせようと思っていた。
微妙なずれは5曲目「タイムマシーン」からあらわれていた。「この歌も好きだったけど、こんな歌だったか?」さほど自分の琴線に触れないまま、最後の収録曲「Swallowtail Butterfly〜あいのうた〜」へ。最初始まったときこの歌だと気づかなかった。「あれ?この歌好きだったはずなのに・・・?今聴くと別にどうってことないような・・・」とても好きな歌だったはずなのに、今ではそう思えなくなっている。その時、以前映画かテレビで見たせりふを思いだした。
「自分がとても感動したはずの映画を、時が過ぎてから見ても感動できなくなっている。映画が変化するはずがない。つまり変化したのは自分の方なんだ」
自分が4,5年前から変化している。当然と言えば当然だ。自分で食っていけるだけの仕事はしている。馬鹿話できる友達もいる。酒を酌み交わす先輩後輩もいる。将来の話ができる人もできた。たしかに変化はしているだろう。しかし、不安も覚える。生きるためには必要としないかもしれないが、なにか大事なものを失っているのではないだろうか。そんな深刻な考えではなくてもこの「変化」はプラスに向かっている「成長」なんだろうか。「Swallowtail Butterfly〜あいのうた〜」を「いい歌」と思ったものを、「普通の歌」としか思わなくなってしまったマイナスの動きが、自分の中のなにかもマイナスに向かっているような気がした。
なんだか文字にしてしまうと薄っぺらい考えに思えてきたけど、最近ふと思ってしまう考えを書いてみました。なにか寂しい気がする・・・。
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