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2003年04月20日(日) ひとり


今日は雨。
何となくやることがなくて暇だったので
段ボールの中からやすくんが昔読んでいた本を出してきて読むことにした。
退屈な本ではなかったのに、いつの間にか眠ってしまっていた。



目を覚ましたとき、ほんの一瞬だけど
今自分がどこにいるのか
何をしているのかが思い出せずに不安になった。



見覚えのない、静かな部屋の中で一人。



手元に落ちていた本を見て、記憶をたどる。
・・・・やすくんのだ。
・・・・そっか、新しい部屋だ。



いつの間にか当たりは薄暗くなっていて
昼間の暑さから考えると、少し寒いくらいだった。
まだ寝ぼけているせいか
それとも、まだ不安な気持ちが残っているからか
これから自分が何をして、夜までの時間を過ごして良いのかわからない。



やすくんのいない部屋。
それがこんなに広く、静かで、寂しいものなんだ、と
今更ながらのことを考えて、
いつの間にか一人じゃ何もできなくなってる自分に唖然とした。


ひとりで、しかも自分のために何かをしよう、って考えてみると
何もなくて、怖くなる。



あんなに長く自分一人で生きてきた私が
いつのまにか、一人で生きていくすべを忘れてしまっていたなんて。




私っていったいなんだろう、何ができるんだろう
何のために生きてるんだろう




なにかしなくちゃ、一人で歩くことを全部忘れてしまわないように

思えば思うほど、気持ちが焦って考えがまとまらなくて

余計に不安になる。






働いてきたときは、振り返ると必ず自分の足跡が残っていた。

今の私は?






足跡が、見えない。


風にかき消されたのか
それとも霧で見えないのか


まさか、ついていないのか


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