:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
こみ上げる涙が新しいものを開発するのです 壊れかけたお人形、なくしかけた感情の破片、 忘れかけていた思いの事実 開発された新しいものたちの 土台を形成する古い記憶は 君の中に確かに存在しています こみ上げる涙を抑えることなく 流したとしたら虚しさだけが 精一杯の熱意を込めて流れ出す それもまた新たな事実となりうるのです 感情のキィを開けるときは 常時、そばにひっそりと潜んでいるのですから こみあげてくる涙を一概に 美しきものと形容することはできませんが 常時、排出すべき水分が 君の中に潜んでいることを忘れないでください 君は孤独ではないのです 生きながらえるべき理由が見あたらないとしても 冷たい雨にただ濡れているだけであっても 君が存在する、それだけで 新たな事実はここに在るのです 忘れないでください 君は決して孤独ではない 生と死の境界が見あたらないとしても 君が生きる理由を見いだせないとしても 君は決して死んではいないのです 生きながら死んでいく それもまた何かしらを産み落とします 君に理由付けなど必要ないのです 今を思い、今を生き 呼吸を続ける君 傷跡からでしか生を知り得ない君 君は生きているのです 理由など求めなくても 気づかないところに 君をもとめる人が在るのです こみあげてくる涙が新しい何かを開発するように 君の中の葛藤が 常時、君への答えを用意しているのです いつの日も続いてゆく 新しい何かは確かにそこで君を探すのです
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