:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2003年10月25日(土)  空虚な声音

いつもいつも探していたんだ 失う事が怖かったから
大事なものを失った後に 人はまた一つ大切なものを得る事がある
 
たぶん
ひとりひとりが「大切」だと思えるものには
ひとりひとりが違うにせよ許容量があって
それを極端に増やしても それが極端に減ったとしても
バランスの取れない仕組みになっているのだと思う
 
いつもいつも望んでいたんだ 探す事が出来ないまま
何度も何度も呼んでいたんだ 声が遠くにとどくように
 
きっと
ひとつひとつに「名前」がある理由は
ひとつひとつを認識する手段でしかないんだ
ひとつひとつの「名前」に意味があっても
ひとつひとつは「名前」から造られた架空の意味なんだと思う
 
いつか僕らが見つけたら 大きな声で君の名前を呼んでみよう
それらはきっと 限りなく空虚に響き渡る筈だから


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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