:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
歪曲させた真実に 整頓させた解答を 舞い上がりかけた遠い夜空 空想を否定する道化たち あたしの指先から 何が零れていると云えるのかしら あたしは何一つ産み落とす事も出来ぬままに 流してしまう 自分で流した鮮血の色・匂い 凡て懐かしさに溺れてしまう 弱さを曝け出した鼠 後悔していた何か大切なものに 小さな口付けすら与えられずに 落ちていった遠い世界へ あたしの星空でさえ もう何一つ掴ませてはくれない 優しさも脆さも危うささえも 誰に分けられるものでもなくて 自分で掻き集めた諸々の塊が 凡て記憶に壊されてしまう
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