:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2003年11月24日(月)  爪の痕

過去に咲かせた綺麗だった小さな花を摘み取って
けもの道へと進み始めた 宴のあとの残夜の内
 
即席で歌を創って誰かの為に歌いたかった
あの日口から生まれた小さな旋律にあなたの声を響かせて
声があるから届けられていた
名前をなくしても忘れ去られても 遠い叫びに聞こえない振りを
 
炒れたての紅茶はただ 湯気を立てて冷めていくばかり
気だるい目覚めの暮れ掛けた空が 遠くの駅へとあたしを急かす
 
言葉をなくして何かに気付いた いつもの孤独の嘘の理由
あたしが求めて止まずにいたのは約束された未来じゃなかった
涙を流して忘れたかった
記憶の片隅に残ったまま決して消える事の無いその所以を
 
あの日口から紡いでいた小さな旋律をあなたの声で聴きたかった
空が変わらず存在し 太陽は変わる事無くあたしを照らす
あたしが求めていた夢は「誰かの為に」なんかじゃなかった


kei ☆メール ☆少女カタルシス



マイ追加