:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
過去に咲かせた綺麗だった小さな花を摘み取って けもの道へと進み始めた 宴のあとの残夜の内 即席で歌を創って誰かの為に歌いたかった あの日口から生まれた小さな旋律にあなたの声を響かせて 声があるから届けられていた 名前をなくしても忘れ去られても 遠い叫びに聞こえない振りを 炒れたての紅茶はただ 湯気を立てて冷めていくばかり 気だるい目覚めの暮れ掛けた空が 遠くの駅へとあたしを急かす 言葉をなくして何かに気付いた いつもの孤独の嘘の理由 あたしが求めて止まずにいたのは約束された未来じゃなかった 涙を流して忘れたかった 記憶の片隅に残ったまま決して消える事の無いその所以を あの日口から紡いでいた小さな旋律をあなたの声で聴きたかった 空が変わらず存在し 太陽は変わる事無くあたしを照らす あたしが求めていた夢は「誰かの為に」なんかじゃなかった
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