:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2003年11月25日(火)  海辺の祈り

遠くから何かの声が聞こえてる
あたしは少し戸惑いながら 導かれるままに声へと向かう
偶然とも必然ともつかないような記憶の中での往来が
いつしか透明水彩と同じ色で溶け出した
口笛を吹いて何かを騙そう  それで扉を開けるのなら…
 
海と空を線で繋いで 往来できる空想に沈む
あたしの声が届けば良いと何度も何度も望んだつもりが
一つの願いも届かぬままに すべては溶けてしまうから
 
彩られた感覚と拭われた境界線
「未来永劫」の夢は果敢無く吸い込まれてはまた消えていく
あたしの傷がずきずき痛んで 現にあたしを取り戻せるなら
いくらでも あたしは構わず傷ついてみたい
傷付き果てて もう歩けなくなってしまっても…
 
海原に投げ出された 小さな祈りは
吹きすさぶ風に揉まれ ずっと遠くまで消えていくよ
あたしの感覚をつれて もっと遠くまで消えてしまうよ
空と海を線で繋いで あたしの右手を大きく翳して…


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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